10月17日の息子の9歳の誕生日にプレゼントした本です。
9月に母が急逝し、その後も後片付けなどに追われてなかなか息子の本を選べず、絵本ナビでも注文したものの、注文時期が遅かったので誕生日に届くかどうか?
近くの書店ではほしくなるような本には巡り合えないだろうと半ばあきらめていたところ、あったのがこの本でした。
この本の主人公のベッキーは10歳、息子とし一つ違いですが、ターシャの美しい絵と、手作りの誕生日パーティの様子に、立ち読みしている私がまず癒されました。
息子が喜ぶかどうかは別として、私の心の栄養になりそうで、この本なら手元に置いておきたいなあと思いました。
内容もそうですが、惹かれたのはあとがきに書かれていた
「子どもには、一生忘れないだろう思い出をあげること」
というターシャの子育ての極意でした。
大人になると、毎日同じ日々の繰り返しのように錯覚してしまいますが、
子どもといると、毎日が新しいわくわくするような出来事との出会いであることを再確認させてくれるような気がしています。
子どもの誕生日は、親にとっては初心に立ち戻る日でもあり、そんな日にふさわしい本ではないかなと思いました。
ひょっとしたら、息子は私がこの本をプレゼントしたことを忘れてしまうかもしれませんが、
私はずっと9歳の誕生日にこの本を贈ったことを忘れないだろうと思います。
いろいろな意味で私にとっての宝物になりそうな本です。