ヨルダン王妃の子どもの頃の思い出から生まれたお話だということです。
お互いのサンドウィッチが「まずそう」という気持ちが元でけんかになってしまう仲良しの少女たち。
息子と別々に読んだのですが、息子の質問は「フムスって何?」ということ。
調べてみると、ひよこ豆・練りゴマなどを入れてペースト状にしたものらしく、どんな味になるんでしょう?
想像がつきませんが。
先日、哲学者の鷲田清一さんがテレビで「理解するということは、『わかる わかる』ということではなくて、
お互いに違うということがわかることが理解すること」とおっしゃられていてなるほどと思ったことがありました。
この絵本も正にそうだなあと思いました。
お互いに同じねと、価値観が近いことで仲良くなりますが、仲良しでも何から何まで同じではなく、家族にも同じことが言えるかもしれません。
お互いの価値観を理解し合って、また関係が深められたらと思います。
ところで、この本は図書館の大人の本のコーナーにありましたので「えー!」と思ったのですが、
児童書タイプの本と絵本タイプの本の二種類があるようですね。
私が手にしたのは、児童書タイプの小型のものでした。
子どもに読み聞かせするなら、大型絵本で読み聞かせしたいなあと思いました。
大型絵本の方も見てみたいです。