どんくまさん、のんびりしていて失敗もするけど、気は優しくて力持ち。
読み終えて、とても温かい気持ちになりました。
友だちが欲しくて町に行ったはいいけれど、うさぎの町は意外に都会でカルチャーショック!
赤信号で止まってる車を押したりして、つい笑ってしまいました(^^)
幼稚園での失敗も、教室がメチャメチャになっているけど、うさぎたちはなんだか楽しそう。
黒板に寝ているどんくまさん。描き切れないから小さな黒板まで持ち出して描いてるところが微笑ましかったです。
道路工事では水道管を壊したのに「滝のあべこべ、不思議だな」と相当のんきなどんくまさん。
本人はいたって真面目なのに失敗ばかり。
でも、根底に誠実な優しさがあるから、みんなどんくまさんが好きになるんですよね。
銅像まで出来ててビックリ!
山のおみやげ、何だったんでしょうね?
柿本幸造さんの挿絵は、色遣いが温かく、自然と優しい気持ちになります。
あとがきで、この絵本が作られたエピソードを読んで、「ゆっくりじっくり描かれた絵本なんだな・・あれ、どんくまさんみたい」と思いました。
柿本さんの優しさと、どんくまさんの優しさがリンクする絵本でした。