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きれいずき
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投稿日:2004/02/23 |
作者の子供の観察眼が際立っている作品だと思います。
子供ってまさにこんなものだったはず。
こんな風に本気で散らかして、雑巾投げをして、泥だらけでけんかをする子供が(作品中では動物ですが)
少なくなってきたように思います。
(本気でけんかしているから動物たちの喧嘩中の顔も険しい、ゆえに、子供は心配そうに見ていました)
わがクラスでも、お行儀のよい、絶対に大きい声でなんか叱ることのできない子供が増えてきています。
(ばばあちゃんのようには、絶対に叱れません。学校では。
わが子には「お母さんってばばばあちゃんみたい」と言われたことがありますが。どこがどうかは…。)
この絵本を喜んで読める幼少期こそ泥んこ遊びが楽しいものであってほしいし、無邪気に楽しむ心と、
たとえ叱られても立ち直る強さを育てることができたらいいのに。
そう言う私も、泥んこの前で目を輝かせているわが子を何度引き止めたことか…。
泥汚れって落ちないのよねぇ・・・。
思い切り遊ばせてあげられる懐の深い大人になるのも
難しいですね。
そんな自分への戒めとして、わが子への応援歌としてして読んであげたい本のひとつです。
小学生の姉は喜びつつもあきれて聞いていました。
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大人も子供も夢中!
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投稿日:2004/02/22 |
島田さんの絵本は、すべて親子で、教室中ではまってしまいました。
ガラゴは旅するかばんやさんなのですが、お客さんのライオンやゾウさんの要望に見事に応えるすてきなカバンを出してくれます。
誰かのために出してくれるカバンもガラゴ自身の鞄もまさにからくりや秘密がいっぱいです。
探す楽しみ、想像する楽しみがぎゅっと詰まったすてきな、おしゃれで現代的な絵本だと思います。
(ガラゴっておサルさんなのですね。島田さんのサイトで知りました。)
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子供の感性の鋭さに拍手
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投稿日:2004/02/22 |
1年生の学級文庫では特に人気のある引っ張りだこの絵本です。
この本の何がそんなに魅力的なのかただ眺めただけではよくわからなかったのですが、読んであげると子供の反応がすばらしくよいのです。
まがる、おれる、ちらばる...。
簡潔な動詞のみの文に様々な様態のナイフ...。
読み聞かせでは歓声を上げ、一人で読んではニヤリとし、友達と頭を寄せ合っては「ありえなーい。」と笑い、子供たちの心をとらえてはなさない単純かつ複雑な言葉と現象の世界に魅了される
まさに「ふしぎなナイフ」なのでした。
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どきどき はらはら
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投稿日:2004/02/22 |
片山健さんの作品中で、
こうした線描きの絵本は珍しいと思います。
とても勢いのあるタッチが、
主人公の男の子の性格をよく表しているように思います。
どんどんどんどん散歩していくうちに
泥だらけになって、
ほっと一息つこうとしたらおなかが減ってて...。
いろんな動物に味見をされる展開に、
子供たちは「ヒェーッ」と、
ドキドキした表情で見入ります。
虫の嫌いな子は「キャー」と、
手で顔を覆って、指の隙間から次の展開を
おそるおそる覗き込んでいました。
私も我が子も大好きな本ですが、
画風があわない方もいらっしゃるのでは、と4つ星です。
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それぞれの楽しみ方
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投稿日:2004/02/22 |
他の方の感想でもありましたが、
林明子の「まほうのえのぐ」はこれにインスパイアされているのでは、と私も思いました。
エッツらしく、コンテ?で描かれた白黒の絵は、一見地味なようですが、読み込んでいくと、どんどんお話の世界に引き込まれていきます。
幼い子にはちょっと怖い森の世界の様子が、好奇心旺盛な子には冒険のわくわく感が、
大きい子と大人には話の展開とともにコンテ画の手法と表現力がそれぞれに楽しめる作品だと思います。
かなり前の作品なので無理だとは思いますが、原画が見てみたいものです。
最後に登場する父親の包容力ある言葉にも脱帽です。
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武井ワールドへの入り口
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投稿日:2004/02/22 |
以前、原画展でこの本の原画を見て衝撃を受けました。
本物の持つ迫力、そして武井氏の人となりがびんびん伝わってきました。繊細な書き込みや、色使い、独特の描写、懐かしくも新鮮な作風、そして、意見無造作ともとれる手直しのあともあでがそのまま残っていました。(ただ上から貼って手直ししているのですね)魚たちや竜宮城の描写もユニークで、最後は太郎が鶴となり飛び去るところなどわが子も、わが学級も子も目を輝かせて聞いています。
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絵の迫力が!
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投稿日:2004/02/22 |
瀬川さんの絵が秀逸!
おなじみの昔話ですが、この絵のすばらしさは小さな子供はもちろんですが、
(小さい子は怖くて泣いてしまうかもしれませんが)
高学年や中学生にこそぜひじっくりと味わってほしいと思います。
狸に殴られ横たわるおばあさんの姿、憎々しく、恐ろしい狸の表情が
思春期を迎える子供たちの心にも響いて欲しいと思います。
単純に昔話を楽しむもよし、芸術作品として楽しむもよし、教材として扱うも一考!ですね。
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これで絵を描く
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投稿日:2004/02/22 |
5年ほど前に担任していた子が、本の紹介をしたいと言って家から持って来てくれた本。
その子のお母さんが子供のころから大切にしてきた本だということでした。
懐かしい村上勉さんの絵に、私の小学生時代に読んだあのコロボックルシリーズがよみがえってきました。
このお話との出会いは小学校高学年のときに読んだ短編集でした。絵本があるとは5年前まで知らなかったのですが、当時4年の子供たちに紹介するともう大喜びでした。
話の内容は他の方が紹介されているので省きますが、
少々長いお話で、途中中だるみするかなと思うところもあるのですが、村上さんの絵にも助けられ、4年生、1年生、2年生、6年生…どの学年でも喜んで聞いてくれます。
また、読後に図工で「自分のほしい木」を描く学習をすると子供たちも創造力をふくらませ、見ごたえのある絵をどんどん描くことができます。
勤務校では、古くなって棚の隅に追いやられていた佐藤さとる全集を私が引っ張り出してきて、
正面を向けて展示させたところ読む子供が出てきましたよ。
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泣き虫の私には読めませんでした
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投稿日:2004/02/22 |
異類婚姻譚、狐女房譚と言うそうです。
読み聞かせの講習会等では、必ずと言っていいほど
話題になる本です。
片山健さんの絵は好きな方と嫌いな方がはっきり分かれるそうですが、
私はこの絵本の原画をみて圧倒されました。
きつねにょぼうがうっとりと見入り、不覚にもしっぽをだしてしまった椿の花の場面でした。
これはしっぽもつい出てしまうかも...
(私も出ていたかも...狐というより狸ですが、)
そして、先日参加したとある研修会で男性の講師の方が読み聞かせの実演してくださったのですが、
きつねにょうぼうが息子に歌って聞かせる場面では思わず涙がこぼれてしまいました。
母となった今、涙もろい私にはこの本はもう人前では読めないほど胸に迫る作品です。
そうした理由から我が子にはもちろん、学校でも読み聞かせしたことはありません。
すばらしい作品ではありますが、絶対に読めません。
虐待、ネグレクトの話題がつきない世相だからこそ取り上げられる機会も多い作品なのかも知れませんね。
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プライベートをのぞく楽しみ
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投稿日:2004/02/22 |
「かばんうりのガラゴ」の続きのお話ですが、
こちらはガラゴのすてきなお家が舞台。
前作でガラゴのかばんに夢中になった人なら、ガラゴのリビングやお風呂場に釘付けになること間違いなし!
訪ねてくるお友達がユニークな上に、ガラゴの暮らしをのぞくわくわく感といったら!
島田さんの絵本は、バムケロシリーズとガラゴの2冊でリンクしていて、探す、見つける楽しみが、魅力。
(このリンクこそ、まさにネット時代の象徴?)
表紙から裏表紙、見返しに至るまで、隅々まで楽しめる絵本です。
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