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また、見返しが美味しい
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投稿日:2012/02/29 |
まず、表紙を見ただけでこの絵本が面白いことがわかります。
シゲタさんの絵本で個人的に楽しみにしているのは、見返し。
今作も、作者のサービス精神がたっぷりです!
使用している紙も、お米みたいな質感で、なんだかおいしそうです。
もちろん本編も秀逸。
読みやすさ、見やすさ、面白さが三拍子揃っているのです。
読み聞かせで絶対「ハズさない」絵本です。
8〜9Pの見開きの鬼の顔といったら!
白目だけでこの表情を出せるのはシゲタさんだけです。
(あと、ヤオヤのおじさん再登場にウケました!)
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絵本のガイドというよりも
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投稿日:2012/02/29 |
この本自体が楽しいです。
装丁も美しいので、書棚に飾っておきたい一冊。
作者のプロフィールから、代表的な一場面も掲載されており、
とにかく見やすい。
本の大きさが丁度良いので、ソファーに寝ながら読むのが至福の時。
個人的に読みたいなと思うのは、逆に低評価の感想を集めた本です。
(実際に出すのは難しいと思いますが……)
ガイド的な本は他にも多数見受けられますが、どれも絵本を称賛する
ものばかり。
しかし、もっと絵本を堂々と批評した本があってもいいと思いますし、
作者や出版社はそうした声も受け止めるべきだと思うのです。
もちろん、ネット上などの匿名の無責任なコメントではなく、
識者によるガチンコ絵本酷評討論などがあれば、是非読んでみたい!
……そんなことも思ったりしました。
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肉まんでもなくピザまんでもなく
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投稿日:2011/10/26 |
なぜあんまん…?一番ズッシリして重そうだからかな…
というのがタイトルを見た時の印象でした。
画力は圧巻。
キャラの一匹一匹が見事に描き分けられ……というか何匹描き分けているのでしょう…。
オチのページを開いた時は、なぜアリ達は「あんまん」は知らなかったのに
「肉まん」は知っているの?と思いました。
それならば、序盤にゆきやまのような物体を目にした時、「肉まんだ!」
と叫ばなかったのは何故なんでしょう?
それとも、人間達がポロポロと食べ落とした肉まんのカスは見たことが
あったけれど、丸ごと一個を見たのは初めてだったのでしょうか…?
苦労して運んだものがあんまんではなかったことは、アリ達と同様、私もがっかり!
(作者の思うツボかな)
私は、ズッシリと重そうなあんまんを見てみたかった。
よしながさんが描いた、それはそれは重そうなあんこギッシリの、よだれが
垂れる美味しそうな三ツ星あんまんを見たかった・・・。
どうしてもあんこが食べたくてしょうがなくなった私は、今あんパンを食べています。
(作者の思うツボなのでしょうか…)
結末は好みが分かれそうですが、子供に読み聞かせるなら◎
爆笑を取れると思いますし、ネタバレをしていても何度も魅せる画力を
備えた作品であると思います。
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そのつぎはぎを、私にも
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投稿日:2011/10/08 |
絵画技法に関してはあまり詳しくないのですが、「時間がかかったのだろうな・・」と感じる絵でした。
山積みされたパッチワークの布は、モコモコとした質感に今にも触れることができそうな
ボリューム満点の画面!
「ひじょうよう もちだしぶくろ」がツボ。とてもかわいらしいです。
一人暮らしでおばあさんはどうなるのかな・・と、しんみり読み進めましたが、
そこはパワフルおばあさん。
おじいさんとの写真一枚しか掛かっていなかった壁が、最後では数々の輝かしい
つぎはぎ武勇伝によって賑やかに彩られます。
そのなかで、おじいさんとの写真が一層温かく見えました。
ところで、おばあさんが掲げた看板は「おばあさんのおみせ」。そのままです!笑
おばあさんの名前が出てても良かったのにとは思いましたが、なにはともあれ、
あばあさん、青色の生地で私にもバッグを作ってくれないかなぁ。
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見返しで二度おいしい
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投稿日:2011/10/06 |
本を開くと、まず・・・??この見返しは一体なんだろう?
その疑問は一旦置いておいて、いざ本文へと読み進みます。
とにかく読みやすく、絵も文章もスッと頭の中に入ってきます。
あたまのフタを閉じてしまうシーンの“絶対開かない感”が伝わってくる
迫力のある絵、思わずクスッとしてしまう「や〜だよ。」のセリフ、
ラストも微笑ましくて大好きです。
そして最後の見返しへ・・・・ん?んん!??もしや!!!
そう思って再び最初の見返しへ戻ると・・・なぁんだ、そういう意味だったのか、面白い!
作者の料理好き、食べ物好きが伝わってくる一冊。読んでるこっちも楽しくなります。
見返しにも注目!!
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すばらしすぎる
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投稿日:2011/10/06 |
月刊誌として配本された時から注目していました。
単行本化に際し、あの片山健さんが帯にコメントを寄せたことも納得の一冊です。
これほどに感性溢れる絵本を、しばらく見ていなかった気がします。
段差解消スロープの裏でじっちょりんが種を蒔くシーンは、思わず
ため息が出るほど素晴らしい(という言葉でも表せない)。
人間にとってはわずかな距離でも、じっちょりんにとっては大冒険、そんな
彼らの旅路を、最後の俯瞰図で辿りなおす愛おしさ。
この絵本と出会って以来、道端の「ど根性雑草」を見るたびに、じっちょりんが
種を蒔いたのかな?と空想せずにはいられません。
注目新人のデビュー作です。
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傑作
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投稿日:2011/10/02 |
青色のキャラといえば、ペネロペ?
いえいえ、もはや「ほげちゃん」「くうたん」とやぎたみこ氏のキャラしか出てこなくなった・・。
「ゆるせないー」のシーンの秀逸さはもちろんのこと、私が素晴らしいと感じてやまないのは、
ラストの「きょうはなんだかたのしかった」の一言。
こんなすばらしいラストがありますでしょうか。
これ以外のセリフでこのお話が締めくくることができるでしょうか。
これしかない、そんなラストに鳥肌ものです。
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清潔感と誠実さ
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投稿日:2011/10/01 |
人の心情から背景に至るまで、とても丁寧に描かれている作品です。
特に背景は、農地、商業地、住宅街、神社(お堂?)、3両編成の電車と、
舞台となる街の空気が感じ取れるよう。
「かめたをなかまのところに、かえしたろう。」
一度捕まえた動物って、子供なら尚更のこと手放したくなかっただろうに・・・、
それを決意したおおはしくんの凛とした表情と、背景の白の美しさが相まって、
思わず手を止めてしまうシーンです。
最後のページでは、「ほら、かえってきたよ!」と、二人に知らせてあげたくなる・・・。
これが絵本デビュー作なんですね、次回作にも期待したいです。
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