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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

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新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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なみ@えほん

その他の方・60代・大阪府

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なみ@えほんさんの声

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自信を持っておすすめしたい 寄り添うことで得られる ぬくもり  投稿日:2017/02/10
とびっきりのともだち
とびっきりのともだち 文: エイミー・へスト
絵: エイミー・ベイツ
訳: 落合 恵子

出版社: BL出版
 沈んだ様子の男の子に一匹のワンちゃんが近寄っていきます。一緒に遊んでほしいのです。でも男の子は、その気になれません。だって、男の子には、とびっきりの友だち、オスカーという犬がいるから。オスカーは死んでしまったけれど、でも、いまでも とびっきりの友だちだから・・・。

 それでも寄っていくワンちゃんを、男の子は少しづつ少しづつ受け入れていきます。一緒にいることで心が落ち着いていったから。小さいワンちゃんを守ってあげたかったから。そして、それはオスカーを忘れることではないと わかったから。

 男の子とワンちゃんが互いに寄り添うことで得られた、ぬくもり、あたたかさ、心地よさ、安心感を、絵本を読んで一緒に感じて、心の奥がじんわりと温かくなりました。男の子を静かに見守っているお母さんの存在もすてきでした。
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自信を持っておすすめしたい ゆりかごに のっているよう  投稿日:2017/02/10
よるのこどものあかるいゆめ
よるのこどものあかるいゆめ 作: 谷川 俊太郎
写真: むらいさち

出版社: マイクロマガジン社
 写真を見て、海の中の生き物といっしょにゆらゆらし、詩を読んで、言葉のゆりかごの上でゆらゆらしている・・・そんな気分でした。ゆらゆら、うとうと、すうすう・・・。絵本を読み進めるうちに、なんとなーく、おちついた気分になっていきました。海の中はとっても静かなんだそうですね。そんな音のない海の中の雰囲気も 眠りを誘うのかもしれないなと思いました。
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自信を持っておすすめしたい 英国愛  投稿日:2017/02/09
女王さまのぼうし
女王さまのぼうし 作: スティーブ・アントニー
訳: せな あいこ

出版社: 評論社
 女王さまがお出かけ。あらら、お気に入りの帽子が飛ばされてしまいました!女王さまと一緒にみんなで帽子を追いかけます。帽子は、ロンドンの名所を通りながら飛んでいきます。絵本を読むと、読み手もロンドンの名所を巡ります。作者のロンドン愛、英皇室愛を感じました。

 女王さまと一緒に帽子を追いかけているワンちゃんがとっても可愛いです。お茶をトレーを乗せたまま一緒に走っている執事さんの存在に驚きます。ワンちゃんと執事さんがどこにいるか探すのも楽しいです。タワーブリッジのページでは執事さんが思わぬところに!

 おしゃれな絵本です。英国愛のある人におすすめ。
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自信を持っておすすめしたい わたしもゴリラに・・・  投稿日:2017/02/08
みんなにゴリラ
みんなにゴリラ 作: 高畠 那生
出版社: ポプラ社
 タイトルは、『みんな に ゴリラ』。「みんな も〜」ではなく、「みんな が〜」でもなく、「みんな は〜」でもないところがミソな感じがします。「みんな に〜」というタイトルと扉の絵の男の子のいたずらっぽい表情が繋がります。

 「みんなに ゴリラの着ぐるみを こっそり着せちゃお!」と、そんな感じです。まわりの人たちが次々にゴリラになってしまいますが、意外と似合ってそれぞれ立派な?ゴリラに変身。ちょっと面白い穴あきしかけ絵本です。

 自分に笑顔が足りないなーと思った時、なんとなく気分が下向きな時、「みんなにゴリラ」をしてみたら、胸の中でちょっとクスッと笑えそうです。あ、悪趣味でスミマセン・・・。最後はこの絵本のように、自分もゴリラになりますから、許してくださいませ(笑)
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自信を持っておすすめしたい おもちつきは 楽しいな♪  投稿日:2017/02/08
おもち!
おもち! 文: 石津 ちひろ
絵: 村上 康成

出版社: 小峰書店
 楽しくて可愛い お餅つきの絵本です。「ぺったんぺったん」「ぴったん ぴたぴったん」とリズミカルな言葉を楽しみながら読み進んでいきます。ネコも「にゃんにゃん」「にゃんこらしょ」と参加しているのが、とっても可愛いです。

 ついているお餅がびよーんと伸びる場面では、バックの色がカラフルないろんな色に変わるのですが、そのカラフルな色に白いお餅がとっても映えてきれいです。そして、お餅がいろんな形になるのが面白い。おまけに とっても美味しそうなのです!

 遠目がきいて読み聞かせにも向いていると思います。お正月に読みたい絵本がふえて嬉しいです。
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自信を持っておすすめしたい 自然な学び  投稿日:2017/02/08
おばあちゃんと バスにのって
おばあちゃんと バスにのって 作: マット・デ・ラ・ペーニャ
絵: クリスチャン・ロビンソン
訳: 石津 ちひろ

出版社: 鈴木出版
 お洒落でステキなおばあちゃんがでてきます。きれいに切りそろえた銀髪、イヤリング(ピアス?)とネックレスはグリーンで揃え(素材も同じかな?)、黒いワンピースが似合っています。傘はオレンジ色。背筋をピンと伸ばして歩く様子がかっこいいです。男の子がそんなおばあちゃんと、バスに乗ってどこかに出かけます。

 雨はいやだなぁ。車がいいなぁ。目が不自由な人はたいへんだろうなぁ。ボクも音楽が聞きたいなぁ。汚い街を歩くのは嫌だなぁ・・・。道中のそんな男の子のつぶやきに、おばあちゃんは色々と答えてくれます。物事の明るい方、良い方へと思考回路を伸ばしていくおばあちゃん。男の子はおばあちゃんの考え方を いつしか取り入れていきます。そして、着いた先は、ボランティア食堂。男の子もごく自然にお手伝いをしています。

 子どもは、年長者と一緒に行動することで、ごく自然に色々なことを学んでいきます。おおげさなことでない自然な学びが人柄や行動規範をつくっていきます。この男の子は良い学び、経験をしているなぁと思いました。
ステキなおばあちゃんがいて幸せだなぁ。

 バスの中でギターを弾いて歌う人がいるところは、日本とずいぶん違いますね。アメリカではOKなのでしょうか?
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自信を持っておすすめしたい 雨の日、みんなと一緒におでかけしましょ♪  投稿日:2017/02/08
だれといっしょにいこうかな?
だれといっしょにいこうかな? 文: 得田 之久
絵: 和歌山 静子

出版社: 童心社
 雨の日、女の子がおでかけ前に、長靴や傘、レインコート、かばんをいくつかの色の中から選びます。いろんな色を楽しみつつ、色の名前を覚えるのにも役立ちます。

 「・・・もいっしょについてきて」と女の子が言う度に、蝶々や魚、お花が後を追いかけます。最後は恐竜も!これはいったいどういうこと?と思ったら、それぞれについている絵柄だったのですね。だいすきな絵がついているものをたくさん身に着けて、さぁ出発です。

 小さな女の子と一緒に読みたい 可愛い絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 揺るぎないものの確かさ  投稿日:2017/02/06
とうだい
とうだい 文: 斉藤 倫
絵: 小池 アミイゴ

出版社: 福音館書店
 優しく可愛らしい感じの絵、すっきりとしたシンプルな文章でお話は始まり、できたばかりの灯台の目から見た海の様子が語られます。そして、海を自由に行き来するものたちを、灯台はちょっぴり羨ましく思います。

 少し退屈なくらいに、静かに穏やかにお話は進みますが、物語の中ほどで、夜、ひどい嵐が起こります。できたばかりの灯台にとっては初めての経験。恐い。でも灯台の役目は光ること。灯台は踏ん張って、くるくるまわり、ぴかぴか光ります。その光は沖で嵐に翻弄されている船にちゃんと届いたのでした。嵐が去った穏やかな朝、大役を無事に果たした灯台には どこか誇らしげな感じが漂っていました。

 何があっても変わらずに、進むべき方向を示してくれる揺るぎないものの存在の確かさ、有り難さに胸がいっぱいになりました。人が育ち生きていく場にも灯台のような存在が必要だと思いました。読み始めた時と、読み終えた時の印象がすごく変わった絵本でした。
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自信を持っておすすめしたい 深い印象を残す絵本  投稿日:2017/01/31
ふしぎなやどや
ふしぎなやどや 文: はせがわ せつこ
絵: いのうえようすけ

出版社: 福音館書店
 いのうえようすけさんの ゆらゆらとした絵が、「『ふしぎなやどや』のお話の不思議な感じをよく表していると思いました。そして、町のざわめきや一癖ありそうな宿屋の客たちの雰囲気、宿屋の女主人の奇妙な様子が絵本の中からこちらに迫ってくるようでした。

 夜中、女主人、三娘子が繰り広げる妖しい不思議な出来事。私も主人公と一緒に そっと覗き見ているようで、ドキドキしてきました。勧善懲悪的なお話ではあるのですが、最後、三娘子は悔いるわけでも謝るわけでもなく、走って逃げていきます。読後、なんだか ぽかんとしてしまいました。こういうのは大陸的なのかしら?走り去る三娘子の表情がちょっと恥ずかしそうな感じで面白いです。

 子どもの心に深い印象を残す絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 出版から 20年が経って・・・。  投稿日:2017/01/25
しらんぷり
しらんぷり 作: 梅田 俊作 梅田 佳子
絵: 梅田 佳子

出版社: ポプラ社
 「いじめ」は、いじめ、いじめられている人だけの問題ではないと伝えている絵本です。まわりの人は?見ている人は?先生は?親は?

 「いじめはいけないこと」「わたしはそんなことをしない」「わたしは関係ない」と、おそらく、ほとんどの人がそう思っているでしょう。でも、「本当にそうなのか?」「それでいいのか?」と、この絵本は問うています。本当に「あなた」には関係ないことなのか?と。

 絵本にしては桁外れの厚さと重さに、作者、編集者、出版社など、この絵本の出版に関わった人たちの強い思いを感じました。出版から20年たっていますが、ちっとも古びていない作品です。それは絵本として素晴らしいことです。ものすごく考えさせられるし、主人公の最後の行動に感動もしました。でも、古びていないことが逆に かなしいと思いました。20年たって、学校はちっとも変っていないのです。

 「あんな時代もあったね」「この絵本の状況は今とは違うね」と明るい顔で振り返れる日がくることを願います。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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