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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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なみ@えほん

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なみ@えほんさんの声

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自信を持っておすすめしたい ただいま、成長中  投稿日:2017/01/22
ピクルスとふたごのいもうと
ピクルスとふたごのいもうと 文: 小風 さち
絵: 夏目 ちさ

出版社: 福音館書店
 あの可愛いピクルスくんに妹が生まれ、彼がお兄ちゃんになっていたとは。「あら〜、知らなかった!」と急いで読みました。

 「大きくなったなぁ、成長したなぁ」と感じて、それが嬉しくもあり、ちょっぴり寂しくもあり…、でした。ピクルスくんらしくお茶目でとんちんかんな場面では、やっぱり可愛いなぁ…と。

 ピクルスくんにとって、妹が生まれることは、自分が大きくなったことを自覚することでもありました。みんなにも「大きくなったね」って言われるし。でも、いつの間に、どうやって大きくなったんだろう?ふしぎ、ふしぎ、とっても不思議。そして、新しい状況にちょっぴり不安や寂しさもでてきます。大きくなる途上の子どもの気持ちが とてもよく描かれていると思いました。

 4つ目のお話では、いのぶたのおじいさんへの思いやりの気持ちから、行動するピクルスくん。でもつい、その想いだけで突っ走ってしまって、お母さんに叱られてしまいます。この時のお母さんの迫力といったら!!(子どもにとって、叱る大人ってこんな感じですよね。子どもの頃の気持ちを思い出してしまいました。)でも、お母さんもピクルスくんの想いを知ったら、それ以上は怒りませんでした。このお母さんの対応、ステキでした。

 ふたごの妹も交えての、これからのピクルスくん一家のあれこれが、とても楽しみです。
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自信を持っておすすめしたい 詩と絵の すてきなハーモニー  投稿日:2017/01/21
宮沢賢治の絵本 雨ニモマケズ
宮沢賢治の絵本 雨ニモマケズ 作: 宮沢 賢治
絵: 柚木 沙弥郎

出版社: 三起商行(ミキハウス)
 よく知られている詩ですが、大きな字で何ページにも分けて書かれていることで、ひとことひとこと、ゆっくり味わって読むことができました。そして、見開き左に描かれている絵は味があり、時にユーモラスで、つい肩に力を入れて読みそうになる私の心と体を、ゆっくりと温かく ほぐしてくれるようでした。詩と絵のハーモニーが素適でした。

 後ろの解説と手帖の写真によって、この詩のことをより深くすることができて良かったです。苦しい時期のものであること、そして、これは作品ではなく「祈り」であること、と書かれているのを読み、「雨ニモマケズ」の印象が「自らにより厳しくし、より高みをめざしている」というものから、「自分の弱さを思い、それでも より良きものになりたいと願っている」ものへと変わって感じられるようになりました。そういう意味で、これからは、この詩をより自分にひきつけて読めるようになると思います。
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自信を持っておすすめしたい また 会えてよかった♪  投稿日:2017/01/20
はなちゃんのぼうし
はなちゃんのぼうし 作: 丹治 匠
出版社: こぐま社
 風に飛ばされた帽子が、なんとか持ち主の はなちゃんのところへ帰りたいと頑張ります。

 くりかえしのある楽しいお話で、遠目のきく大きな絵で描かれています。帽子が風に飛ばされそうになる経験は、きっと 多くの子どもさんにあるでしょう。ストーリーのある絵本に接しはじめた小さな子どもさんに向いていると思いました。

 「がんばれ、がんばれ!」と帽子を応援する気持ちで読んで、「あれっ?今度はどこへ飛んでいくんだ?」とちょっと心配な気持ちになって、最後は「あー、良かった!」と嬉しい気持ちになれます♪
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なかなかよいと思う 賑やかねぇ〜  投稿日:2017/01/18
しちふくじん
しちふくじん 作: 立川 志の輔
絵: 中川 学
編: 倉本 美津留

出版社: 岩崎書店
 この絵本の「七福神」って、賑やかというか、むしろ騒々しいですね。いかに騒々しいかは裏表紙を見たらわかります。そして、七人揃って言いたい放題、お菓子も勝手に食べてやりたい放題。でも、ピンポンを鳴らして玄関から入ってくる律儀さは褒めてあげようかな(笑)

 算数の答えが、なぜ3になるか分かりましたか?私は分かりました!好きな数字も最後に思い浮かべる数字も、アレに決まっていますよね。アレにしたら、見事に、七福神たちと一緒に「さーん」と言うことができました。
 
 この絵本を楽しめるのは、四則計算ができることと、「首」という字が書ける3年生くらいからかな?お正月にアハハと笑って読む絵本です。お正月をまずは賑やかに始めたらいいですね。そして、この絵本をきっかけに七福神巡りをするのもいいかも。
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自信を持っておすすめしたい 汚いブタから、思わぬ勇気をもらいました  投稿日:2017/01/16
はなくそ
はなくそ 作: アラン・メッツ
訳: ふしみ みさを

出版社: ロクリン社
 人は大きな危機の時、或いは不意打ちの時に、その本当の姿が出てしまうものです。おそらく、ブタも。つまり、ジュールも。

 一緒にいる女の子が、今にもオオカミに食べられる!という時、進んで自分の方から食べられようとするジュール。そのオオカミから漂ってくる香水の香りの名前を当てようとするジュール。ジュールはすごいです。

 ギラギラ光る包丁を手にオオカミが近づいてきた時、何も持たない裸のブタにできることがあるでしょうか?普通はないと思うでしょう。それがあったのです!!前に立つオオカミを見据えながら、鼻に指を突っ込むジュールの表情には、ふてぶてしいような、全てをこれに賭けているような、そしてこの状況をどこか楽しんでいるような大物感が感じられます。そして、ハナクソをパクッ。ショックを受けたオオカミは包丁を落とします。しかし、また逆襲してきます。ジュールにできることは まだあるでしょうか?あったのです!!こんどは特大の臭いおなら。

 最初読んだ時、子ども受けはするだろうけれど、汚くてばかばかしい話だと思いました。でも、ゆっくり再読すると、ジュールが偉大に思えてきました。「どんなに追い詰められていても、まだ、なにかしら出来ることはあるのかもしれない」と、思わぬ勇気をもらいました。

 ジュールくん、これからはキレイに体を洗って、中身と同じようにいい男になってね。
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自信を持っておすすめしたい 奈良の町を、犬と歩く  投稿日:2017/01/16
ハルと歩いた
ハルと歩いた 作: 西田 俊也
出版社: 徳間書店
 かっこいい男の子が(本人は自分を「ブ男」だと思っているそうですが)、フレンチブルドッグを連れて、桜の木を見上げている印象的な表紙です。つづく裏表紙には鹿が二頭。そう、ここは奈良です。東京から引っ越してきて、奈良の町や学校に何となく馴染めない男の子、陽太の物語。

 ホームレスの男から迷い犬を託され、飼い主を探して町を歩き回る日々の中、陽太の中で何かが少しづつ変わっていきます。震災、原発問題、高齢者問題など、難しく大きな問題も色々と 陽太の日常や散歩に絡めて出てきますが、話の中にうまく熔けこんでいます。

 作者は奈良市生まれ、さらに「現在フレンチブルドッグと同居中」とのことで、それらの実体験が物語の中に活かされていると思いました。散歩の途中での人々との触れ合い、また、同級生への淡い恋は微笑ましく温かい気持ちになれ、気持ちよく読める男の子の成長物語でした。
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自信を持っておすすめしたい 読んだあとで、遊びました♪  投稿日:2017/01/16
いちじく にんじん
いちじく にんじん 案: 大阪YWCA千里こども図書室
絵: ごんもりなつこ

出版社: 福音館書店
 読み聞かせの会で、ペアを組んだ先輩が この絵本を読みました。そしてそのあと、このわらべ唄を使ってみんなで遊びました。

 子どもたちに、これらの野菜の中から食べたい野菜を選んでもらいます。その野菜を食べて(食べるまねをして)から、またわらべ唄をみんなで歌います。その時、食べた野菜は言葉に出しません。さらに、もう一つ食べて、また歌います。繰り返す度に、言葉に出す野菜が減っていきます。

 「いちじく、(×)、(×)、しいたけ、ごぼう・・・」という具合。これが とても楽しくて盛り上がりました。小さい子が多いと10個はたいへんなので、半分の ごぼうまででやります。最後に「ポン!」と手をたたくと調子が良くて、より楽しいです。ご家庭でもやってみて下さい♪

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自信を持っておすすめしたい 共に暮らすことの重み  投稿日:2017/01/16
ガストン
ガストン 文: ケリー・ディプッチオ
絵: クリスチャン・ロビンソン
訳: 木坂 涼

出版社: 講談社
 プードルかあさんとブルドッグかあさんには、それぞれ4匹の可愛い我が子がいます。でも、それぞれ一匹だけ見た目の違う子どもがいるのです。ある時、この二つの家族が公園で出会って・・・。

 映画「そして、父になる」を思い出しました。このテーマで絵本ができ、全米で数々のベストブックに選ばれているというのは、アメリカの社会でこのテーマの絵本が必要とされているのかなと思いました。ネット情報ですが、アメリカの年間養子縁組成立数は12万件だそうです。(思わぬ取り違えと養子縁組とは もちろん違いますが、血の繋がらない家族と暮らすという意味では同じ)

 共に暮らすことの重みを感じる絵本でした。おしゃれで可愛い絵の絵本です。
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なかなかよいと思う 失いたくない 大切なもの  投稿日:2017/01/11
大きなクスノキ
大きなクスノキ 作: みその たかし
絵: さとう そのこ

出版社: 高陵社書店
 「一本の木」は、ただその存在だけで完結しているのではなく、たくさんの他の命と繋がっているということが、スーッとわかりやすく伝わってきました。人が自分一人だけで生きているのではないように、一本の木もまた同じ。他者との関わりの中で生きていたのですね。合理的に考え、物事をすすめることで、実は大切なものを失ってしまうことの愚かさを子どもであるウタちゃんが教えてくれました。

 そしてクスノキを救うことを心から願い、多くの人の心を動かして物事を変えていったウタちゃんの行動力は素晴らしかったです。あきらめないことの大切さも伝わってきました。
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なかなかよいと思う 日々、成長。  投稿日:2017/01/03
バニーといっしょ!おふろ
バニーといっしょ!おふろ 作: イョルク・ミューレ
訳: まるやまめぐみ

出版社: キーステージ21
 お風呂やシャンプーが苦手な子どもさんも、バニーと一緒なら頑張れるかも。「ぜんぜん こわく なかったでしょう?」という問いかけに、バニーのお世話をしている子どもさんも「うん!」とうなずきそうです。

 子どもって、こうやっていろんなことが少しづつ平気になったり、新たにできるようになったりするのですね。子どもの毎日って新鮮なんだなぁと思いました。
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