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美ら島へ
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投稿日:2006/09/30 |
ねずみのポヤップと、りすのリーナ。
ふたりは山奥の静かな森の中で、仲良く暮らしています。
ある日、ブランコをこいでいたら、少しずつ勢いがついて、
ちからいっぱいこいでみたら…
あらっ!!!
二匹は、空高くほうりだされてしまいました。
そして、二人は運よく渡り鳥に乗って、美ら島へ。
かおりせんせいもお書きになっていらっしゃるように、
二匹が、沖縄を見た時の表現が、実に見事です。
実際、この島で飛行機に降り立ったことのある方は、そうそう、と同感されるのではないでしょうか?
二匹は、沖縄のあちこちをみてまわります。
首里城で踊り、美味しいものをいただき、海んちゅたちと、ハーリーを楽しみます。
海では魚たちとたわむれ…
本当にこれは、沖縄のガイドブックですね。
でもね、無機的で商業的な本では決してありません。
とにもかくにも美しく、あたたかなかんじのする絵なのです。
これが、本当に沖縄を忠実にあらわしてくれています。
あの青い空!! そうです、あれが本土とは違う、沖縄の夢のような空です。
浄土につながっていそうな…
思わず、胸がキューンとなりました。
もちろん、この本は絵本なので、お話の部分もあります。
イリオモテヤマネコ発見のくだりは私も知りませんでしたので、
なるほど、と思いました。
世知辛い今の世の中、私たちは、こんな思い切った行動に出ることが出来るでしょうか?
沖縄の人たちの、懐の深さが思い知れます。
ただ、ひとーつ、ちょっとひっかかったのは、がじゅまるの木のようせい、キジムナー。
えらい可愛いんですけど。
北欧かどこかからか、遠征なさったような、まるで王子様のような風貌。
思わずえ、と首をかしげる私。
いやいやこれは、過去に出会った、漫画家の水木しげる氏作の「キジムナー」があまりにも印象深かったせいかもしれません。
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親子のコミュニケーション
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投稿日:2006/09/30 |
本棚の絵本を整理していて、
もうそろそろ、ノンタンも完璧に卒業かな、と本棚から降ろすと、
すかさず息子がやってきて、「これ読んでいい?」と聞いてきました。
…まだ読むの〜!!
はい、1歳代から、あけても暮れてもノンタンで、
一日に何度読まされたか分からないノンタンの絵本。
ビデオも含め、実に3年ぐらいブームは続いたでしょうか?
さすがに、4歳越してからは一段落した、と思っていたのに。
思わず母は呆れ顔です。
まあ、御自分で読むんならどうぞ。と渡してみると、いそいそとソファに座って、読書タイムを始める息子。
げに恐ろしきは、ノンタンです。
(いや、ホラーな絵本じゃないんだけど…)
この絵本は、ノンタンの中でも、親子でコミュニケーションできる、楽しい絵本です。
迷路あり、探し物あり。
言葉が分かり始めて、意志の疎通が出来るようになると、
親はもちろん楽しいですが、子供はきっと、もっと世界が開けてきて楽しいはず。
そんな頃に、うってつけの絵本だと思います。
どうぞ、うんと親子で楽しんでくださいね♪
いや、うちの子供は5歳でも楽しんでいるようですが。
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克明
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投稿日:2006/09/30 |
うわー!!これは思いっきり、ありになりきれる絵本です。
隊列を組んで歩くアリたち。
その様子が克明に描かれています。
作者の得田さんは、たくさんの虫の絵本をお書きになっていらっしゃいますが、さすが!!
もしかしたら、ずーっと、何時間も何時間もありの後を追いかけて、スケッチなさったのでは、と思われるほどです。
ありの行列ね〜ふーん、なんて思われる方もいらっしゃいますが、
この絵本は、とにかく得田さんらしく、細かでダイナミック。
ただ行列を追いかけるだけのはずなのに、しっかり引き込まれてしまいました。
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才能の開花
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投稿日:2006/09/30 |
なにがすばらしいって、教師のさりげない行動で、少女が才能を開花させていくところが、とにかくすばらしい。
子供というのは、ちょっと不可思議な生き物で、
なして、こんなことが出来ないんだ?と思うことが多いです。
かくいう家もそう。
「あーしてこーすればいいだけじゃない!!」と叫びたくなることもしばしば。
まだ生まれて数年しかたっていないんだから、「あーしてこーして」だって、難しいことだってあるってことなんでしょうね。
でも「んもう!」と子供の前であきれはて、時には叱り飛ばしてしまう私。
ハイ。重々反省しております。
ワシテと最後の少年のくだりも、とてもいいですね。
ただ、やはりこの本の奥深さは、息子にはまだ半分も伝わっていないよう。
確かにこの本は、誰かに読み聞かせられるよりは、自分で手にとってほしい本かもしれません。
でも終始読み聞かせの最中、ブスっとしていた息子には、こういいたい。
「おかーさんは、あんたに絵をかかせようと思って、この本読んだんじゃないのよ〜!!!」
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うらやましい年のとりかた
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投稿日:2006/09/27 |
まめうしくんとまめじい。
相変わらず、家族の温かみが描かれていて好感が持てます。
まめうしくんと、おじいちゃんのまめじい。
体は同じサイズですが、
まめうしくんが、生まれてまだ間がなくて小さいのにくらべ、
まめじいは、いろいろな物を脱ぎ捨てて、身軽になってサイズが変わった、というかんじがします。
いいなあ、こんな年のとり方をしてみたいなあ…
まめじいが、海を語るシーンは、とてもユーモラスであきやまさんらしいですね。
ちょっとやんちゃなまめじいが魅力的です。
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不思議なボールペン
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投稿日:2006/09/27 |
ぼくは王様シリーズであまりにも有名な、故寺村輝夫氏の一冊です。
これ、ものすごーく、主人公のオムくんに、感情移入してしまう本なんですよね。
面白くて、強烈に印象に残っています。
むかーし昔に読んだ本って、面白いことは覚えているのだけど、結構細部が抜けてたりしますが、
この本は、「ああ、そうそう!」「オムくん次はこうなるんだよね!」と覚えていました。
オムくん、という、当時、なんでこんなヘンな名前なの?と思っていた名前の主人公が(オサムくんなんでしょうね…今頃分かりました)もう、子供の等身大というか…
欲望とかが、自分そのもの、というか…
いやなもの、きらいなもの、こわいものがたくさんあるオムくん。
楽しいことばかりだった入学前とくらべて、小学校になるとやらなくちゃいけないことが格段に増えてくるので、これを読んだ小学校の頃、余計にオムくんには感情移入していました。
不思議なピカリと光るボールペンを拾ったオムくん。
これは、なんと、書けばそのとおりになる、不思議なボールペン。
「オムくんのいうこと」をなんでも聞いてくれる、こびとのピコが、出てくるボールペンなのです。
さあ、このボールペンで、オムくんはやりたい放題。
さんすうの宿題も、いやなイヌも大解決。学校に行くのがいやな時は、ピコに代わりに行って貰います。
子供のころ読んだ時は、ただただ羨ましい〜私もこんなボールペン拾いたい!でしたが、
今読むと、
「うらやましいけど、こんなボールペンがあったら、成長しないぞお、オムくん」
という気持ちも入ってきます。
オムくんのお母さんの描写がまたなんというか…。
どうして大人って、すぐに怒り出すんだろうな、とか
さんすうはこわくありませんが、問題を間違えたときのママの顔がこわいのです、とか。
極めつけは、ママたちは、機嫌のいいとき、嬉しいときは、みんなきれい。というくだり。
あ…は、は、ははは…と思わず母の身分の私は、力なく笑ってしまうのでした。
寺村さんらしい、ラストも秀逸です。
また、王様シリーズでもおなじみの、和歌山静子さんの絵が、懐かしく、自分が読んでいた頃を思い出させてくれます。
そう、金のボールペンを家やなんかで見かけたら、「ピコ?!」なんて、思っていたあの頃なんかが…。
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リサイクル
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投稿日:2006/09/26 |
私はフリマやバザーが大好きです。
掘り出し物を見つけるのも好きだし、手作り品の、おしゃれで温かみのあるところも大好き。
そしてなにより、リサイクルはよいことです。
そしてうちの子供も、連れて行かれるうちに、大好きになってきたらしい。
最近、リサイクルに関するビデオを見たせいか、いやいや、やっぱり中古の玩具や絵本を買ってもらえるせいか…
で、そんな彼が、大好きなボビンとプッチがバザーを開くこの絵本、もちろん見逃すはずがありません。
あとがきの、作者紹介に出てくるホームページをすかさず見つけて、「見せて見せて」とおねだりする程、好きなシリーズですし。
今回ボビンとプッチは、バザーを開くことになりました。
町のみんなから、要らないものを集めます。
リサイクルの精神が、よく描かれているので、子供にも分かりやすいと思います。
ただね、やっぱりこのシリーズは、大人が読むと、「絵」を見る絵本だな、と思うんですね。
お話がちょっと、絵におっついていないというか。
学者のうまおじさんのお家のガラクタ、ついこれが何か騒動を引き起こすんじゃ、と大人は思ってしまうのですが、
そのままスルーなんですね。
そこに物足りなさを感じます。
でも…子供はやっぱり大好きなんです。
まあ、絵本は大人のためのものでもありますが、
大方は子供が楽しむためのものですから、こんな絵本のありかたも、もちろんいいと、思います。
(だけど…うまおじさんちのガラクタが…ブツブツ)←しつこい
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がんばりやさん
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投稿日:2006/09/26 |
偉いなあ、ジャッキー。
思わず、ためいきをついてしまいそうになりました。
うちの子供は、苦手なことは、出来るだけスルーしたいタイプ。
特に、運動関係は…
「まだ小さいから出来ないの」
「僕には無理」
「だって怖いんだもん」
あー誰に似たんでしょうね。…やっぱり運動オンチの私?
でも、この絵本のジャッキーが
「一番チビは、いつだってビリ、つまんない」と思っていたのに、
あるきっかけで運動をがんばるところには、ちょっと感じるものがあったようです。
相変わらずの愛らしい絵で、息子の心にもすんなりと入っていったよう。
がんばりやさんなジャッキーには、母も応援したくなりました。
きっと、ラストのお兄ちゃんたち、絵本の向こうの私たちと同じ気持ちだったのでしょうね。
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大笑い
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投稿日:2006/09/26 |
さとうわきこさんの絵本が大好きなうちの息子。
ちょっと常軌を逸したところまで(?)やってしまうのがツボらしい。
というわけで、この絵本、大うけでした。
まずは、かみなり連中が、どさどさ落ちてくるところで大笑い。
そして、洗って干されるところで大笑い。
(あら、今回は、顔は落ちなかったのね、と母は思ってしまいましたが)
そしてもちろん、オチのガビガビかみなりさんとお風呂のシーンで、またもや大笑いです。
ここまでやってくれると気持ちがいいね、といつもさとうさんの絵本を読むと思うのですが、
この絵本はそんな真髄を行ってくれます。
文句なしに、五つ★で!
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心がまあるくなります
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投稿日:2006/09/25 |
おひさまに連載されている、パンやのろくちゃんの絵本が出ました。
だから、というか、ちょっと短めのお話が、4つ入っています。
お得、なんだけど、ちょっと短い分、一つ一つが物足りなくて、もっと見ていたかった感じもします。
贅沢ですね、ハイ。
長谷川さんのド迫力の絵は、この絵本でも健在。
言葉を使った遊び心も満載です。
商店街で、いけない子供をちゃんと叱る大人。
わんわん泣いている子供を見捨てずに「どうしたの」と声をかけてくれる人たち。
ううん、こんなあったかな町で、子育てがしてみたい!
ふくらんだパンのように、心がまあるくなる絵本でした。
長谷川さんらしい、おまけもイケてますよ。
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