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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う ねずみとこねこの表情が秀逸  投稿日:2010/05/08
ねずみにそだてられたこねこ
ねずみにそだてられたこねこ 作: ミリアム・ノートン
絵: ガース・ウィリアムズ
訳: とたにようこ

出版社: 徳間書店
1954年初版の作品ですが、邦訳は2001年。
ガース・ウィリアムズと言えば、やはり「しろいうさぎとくろいうさぎ」や、マーガレット・ワイズ・ブラウン作品への挿絵で知られています。
原題は「The kitten who thought he was a mouse」

物語は、標題どおりにネズミに育てられたネコの話で、これは流石に絵本ならではの世界のもの。
そのネズミとネコの表情が本当に豊かで、物凄く丁寧に描かれています。
特にネズミの眼。
まるでこちらを本当に見ている錯覚にとらわれてしまうくらいです。

少し文章は長めですが、起承転結がはっきりしているので、割と飽きることなく読み聞かせ出来ると思います。

絵の美しさを十分に堪能できる絵本で、惹き込まれるお子さんも多いことでしょう。
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なかなかよいと思う 擬人化した恐竜が秀逸  投稿日:2010/05/08
きょうりゅうたちがかぜひいた
きょうりゅうたちがかぜひいた 作: ジェイン・ヨーレン
絵: マーク・ティーグ
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 小峰書店
「きょうりゅうたちのおやすみなさい」に続く第2段。
このシリーズは、就寝・医者というシチュエーションの設定がまず良いです。
恐竜というのは、子どもそのものなのです。

何と言っても擬人化した恐竜達の表情が、読み手の心を掴んで離しません。
恐竜が好きな子が多いですが、この本は正にそんな時にうってつけ。
見たことのない恐竜も多く登場するので、見るだけでも楽しい作品です。

一番好きなのは、医者に行くのを嫌がるスティラコサウルスを、ママが引っ張っていくシーン。
何度見ても笑ってしまいました。

但し書にあるように、
「かぜをひいたのに、
 おとなしくしているのが いや、
 おいしゃさんに いきたくない、
 おくすりが きらい、という
 こどもたちに!」
オススメします。
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ふつうだと思う 絵のタッチが面白い  投稿日:2010/05/05
コドリーロのおやつ
コドリーロのおやつ 作: ロベルト・アリアーガ
絵: ちば みなこ
訳: 宇野 和美

出版社: 光村教育図書
作はスペインで、絵はちばみなこさん。
ちばみなこさんは、ボローニャ国際絵本原画展に入選したことがきっかけで、ヨーロッパ各国からオーダーがあると紹介されていたので、この絵本もその1つかも知れません。

お話は、ワニの子コドリーロが、おやつを探しに行くと言うもの。
しまうま、ぞう、さるに噛み付いて怒られて、食べ物を貰うのですが、ワニが食べれたものではありません。

そもそもワニって、動物なら何でも食してしまうはずなので、話としてどうなのかと疑問に思ってしまいました。
話は平凡なものでしたが、ちばみなこさんの絵は、ペンキのような画風が珍しいし、一寸したひねりが効いているので、好感が持てました。

折角の絵が残念な作品でした。
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なかなかよいと思う モノクロの絵が素敵  投稿日:2010/05/05
マジック☆ラビット
マジック☆ラビット 作・絵: アネット・ルブラン・ケイト
出版社: BL出版
モノクロの表紙に金色の☆が綺麗だったので読んでみました。

主人公の手品師レイとウサギのバニーが、広場で手品をしている時にアクシデントがあって、バニーが迷子になってしまいます。
探し回るバニーですが、その一寸先をレイも探している姿が小さく描かれていて、実に細かい描写です。

それに、最後に出会う過程がとても素敵なもの。
モノクロだからどうなのかと思っていたのですが、どうして、とても精緻に描いて、思わず見入ってしまいました。
バニーが探しまわるシーンに、子どもも共感してしまうことでしょう。

絵を見るだけでも価値のある絵本と言えそうで、今回がデビュー作とのことなので、今後に期待したいところです。
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自信を持っておすすめしたい ブタクンの新境地  投稿日:2010/05/04
コブタくんもうなかないで
コブタくんもうなかないで 作: かとうようこ
絵: みやにし たつや

出版社: 金の星社
大好きな宮西達也さんの作品なので読みました。
作はかとうようこさんとありましたが、ストーリー自体が宮西作品と言っても過言でないくらい違和感のないものでした。

お話は、泣き虫のコブタクンが木と出会うところから始まります。
木は、コブタクンに同情してくれるのですが、実は木も泣き虫のようなのです。
あまりに木が泣くので、コブタクンの泣き虫がだんだん無くなっていくのですが、逆療法のようで納得できる展開です。
それからコブタクンと木の別れがあるのですが、この展開は、宮西作品そのもので、ジーンとくるシーンです。

宮西さんが描く他のブタの作品は、とにかく楽しいというものなのですが、今回はシリアス系に挑んだという趣です。
読む者に勇気を与えてくれるそんな作品なので、是非読み聞かせして欲しいと思います。
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なかなかよいと思う 版画の手法が斬新  投稿日:2010/05/04
おばけやしきにおひっこし
おばけやしきにおひっこし 作・絵: カズノ・コハラ
訳: 石津 ちひろ

出版社: 光村教育図書
カズノ・コハラさんは、大学卒業後イギリスに渡りアングリア・ラスキン大学の美術学部で版画を学んでいます。
初めての絵本である本書で、2008年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞に選ばれたのですが、成る程と頷ける出来栄えの作品だと思います。

ストーリーは至極単純で、主人公のマージョリーとねこのオスカ−が引越したのがおばけやしきで、なんと、そのおばけ達をカーテンにしたり、テーブルクロスにしてしまったりというもの。

話に起伏はなくてそれ程惹かれるものはないのですが、この作品の魅力はオレンジ色の版画と紙を透いたような白いおばけの対比の妙にあります。
白いおばけは、和紙のような感じがとても綺麗で、どういう手法で描かれているのか、とても興味をそそられました。
また、おばけのキャラクターも親しみ易いもので、作者のセンスが感じられると思います。

イギリス発のカズノ・コハラさんの今後の活躍に大いにきたいしたいところです。
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自信を持っておすすめしたい 進級の節目にオススメ  投稿日:2010/05/04
おおきくなるっていうことは
おおきくなるっていうことは 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: 童心社
どこにも記載がないので知らずに読んだのですが、あの有名なピーマン村の絵本シリーズの一冊でした。

ピーマン村というのは、良く聞いたことがあって探したこともあったのですが、シリーズを全く打ち出していないので、分からなかったはずです。
ピーマン村の絵本は、その中ある幼稚園の日常や、行事にちなんで展開するお話のようです。

今回は、おおきくなるということを、分かりやすい言葉で園長が語りかけてくるもの。
実際にこう言われると頷くことも多く、子どもの心の琴線に触れるのではないでしょうか。

一番気にいった言葉は、
「おおきくなるっていうことは
 ちいさなひとに やさしくなれるってこと」
というフレーズ。
こんな優しさを持った子に育って欲しいと願う親は多いはずです。

是非進級の節目に読み聞かせして欲しいオススメの一冊です。
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自信を持っておすすめしたい ないしょおばけの発想が秀逸  投稿日:2010/05/04
いじわるなないしょオバケ
いじわるなないしょオバケ 作: ティエリー・ロブレヒト
絵: フィリップ・ホーセンス
訳: 野坂 悦子

出版社: 文溪堂
2006年ベルギーとオランダで初版の作品。

物語は、ないしょにしていることを聞かれて、知らないと答えるとないしょおばけが増えていくというもの。
誰にもこんな経験って必ずあるはず。
それを、ないしょおばけというキャラクターで表現したということで、この本の成功は約束されたようなもの。
実に分かりやすい発想です。

エンディングも、何が何でもないしょはダメということではなくて、できるだけおばけがでないように頑張るというスタンスが、受け容れやすいと思います。

言って聞かせるよりも、こうした優れた絵本の読み聞かせこそが肝要だと改めて認識させられた絵本です。
是非一度は読み聞かせをオススメします。
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自信を持っておすすめしたい 必読書と言ってもいいくらいオススメ  投稿日:2010/05/03
ウェン王子とトラ
ウェン王子とトラ 作・絵: チェン・ジャンホン
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
絵本ナビの評価で、いつも最上位にいるので読んでみました。
私が投稿する時点で38名全員5をつけているのですから、驚きの一冊です。

表紙からすると少し古めの絵本かと思ったらさにあらず。
2005年の作品で、邦訳は2007年。
作者のチェン・ジャンホンは、中国生まれでパリ在中とありましたが、確かに絵は水墨画なのですが、こま割に斬新さを感じました。

お話は、子ども達を猟師に殺されてたトラが村を襲うシーンから始まります。
トラの怒りを鎮める方法として王に予言者が告げたのは、ウェン王子をトラに差し出すこと。

ウェン王子は、トラと森の奥で出会うのですが、トラは我が子にしたようにウェンをくわえるのです。
それから、トラとウェンの暮らしが始まります。

動物に育てられた子というのは、実話でも聞いたことがありますし、物語でも登場することがあるので、さほど感銘は受けなかったのですが、そこに描かれている母の愛情に心打たれるものがありました。
特に、ウェンがトラの古傷に触った時にトラに蘇った怒りが、鎮まっていくシーンは秀逸です。

そして時は流れ、ウェンは助け出されるのですが、ウェンは人間からトラを守ります。
普通話はここで終わりですが、この作品の凄いところは、エンディングに新たな展開をさせていること。
文句なしのエンディングだと言えるでしょう。

話も良く練られているし、大型の絵本を縦横無尽に活かした迫力のある絵も素晴らしい。
でも、世のお母さんを虜にしたのは、根底に流れる母の子を思う気持ちに違いないと思います。
これは、必読書と言ってもいいくらいオススメの絵本です。
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なかなかよいと思う ユーモアのわかる子供向き  投稿日:2010/05/03
どんなときも きみを
どんなときも きみを 作: アリスン・マギー
絵: パスカル・ルメートル
訳: のざかえつこ

出版社: 岩崎書店
世のママを感動の渦に巻き込んだと言われる『ちいさなあなたへ』のアリスン・マギーの作品。
原題はAlways。

こいぬが、家を守る姿がコケティシュに描かれています。
とても楽しい絵なので、きっと子供は喜ぶことでしょう。

でも一寸物足りない感が否めません。
その前に読んだ2冊が余りにも重厚な作品だったせいもあるのでしょうが、スマッシュヒットといった趣で、単純に楽しむ類の絵本です。

ユーモアのわかるお子さんにオススメします。
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