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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う ありがちな風景に共感を覚えます  投稿日:2010/06/26
がんばったね、ちびくまくん
がんばったね、ちびくまくん 作・絵: エマ・チチェスター・クラーク
訳: たなか あきこ

出版社: 徳間書店
「ブルーカンガルー」シリーズが我家で人気のエマ・チチェスター・クラークの作品。

主人公のぼくは、くま。
エマにかかると、くまがこんなにも可愛らしいものになるのかとビックリです。

ぼくは ママと いつも いっしょという書き出しで始まります。
それが、ある日ママが忙しくて、一人で遊ばないとならなくなります。
ばくは、最初戸惑いがあったものの、一人でいろいろなことをやってのけるのです。

さりげない一日を描いた作品ですが、同じ年代の子の共感を得ることと思います。
最後のママの一言、
「がんばったね、ちびくまくん!」
は、万国共通でママに言って欲しい言葉に違いありません。 
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ふつうだと思う キャクターとヴィヴィッドな色が魅力的  投稿日:2010/06/20
いもむしのカミーユ
いもむしのカミーユ 作・絵: A.クリングス
訳: 奥本 大三郎

出版社: 岩波書店
「にわのちいさななかまたち」というシリーズの一冊。
虫が主人公のフランスの作品で、既に30冊以上が既刊されているようです。
カズコ・G・ストーンさんの「やなぎむら」と比較してしまうのですが、やなぎむらに軍配が上がるような感じがしています。

特徴的なのは、ヴィヴィッドな色。
ウンガロのデザイナー出身というだけのことはあります。

ただストーリーはというと、いもむしのカミーユだけが蝶になるのが遅れたというもので、良くあるパターン。
しかも、文章が多いので、絵の対象年齢とのギャップがあるため、読み聞かせするには飽きてしまうのではないかと危惧してしまいます。

キャラクター自体と鮮やかな絵は、凄く魅力的なので、純粋に絵を楽しむ作品と言えそうです。
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なかなかよいと思う 数の絵本  投稿日:2010/06/20
こねこ9ひきぐーぐーぐー
こねこ9ひきぐーぐーぐー 作・絵: マイケル・グレイニエツ
出版社: ポプラ社
マイケル・グレイニエツは「お月さまってどんなあじ?」「フィアボ」「だれがいちばん はやいかな」と、とても気にいった作品が多いので読んでみました。

お話は、9匹いる眠っているこねこのうち、一匹が目が覚めるところからはじまります。
すると、次の頁では、8匹の眠っているこねこだけが現れます。

それが次から次へと続いていって、しまいにはこねこがいなくなってしまいます。
エンディングは、成る程と納得できるもの。

単純なストーリーなのですが、数に興味を持ち始めた頃に読み聞かせしてあげると良い作品です。
こねこの色合いもきっちりと分かれていて、理解しやすいと思います。
一番下に英文があるのも、良いのではないでしょうか?
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自信を持っておすすめしたい 擬人化された絵が秀逸  投稿日:2010/06/20
かいじゅうくん
かいじゅうくん 作・絵: ウテ・クラウゼ
訳: 荒川みひ

出版社: ブロンズ新社
ウテ・クラウゼはベルリン生まれ。
本書は、ドイツで2008年夏の推薦児童図書に選ばれているとのこと。
国は違えどそうした制度はあるものなのでしょう。

お話は、ぼくが一人で留守番していると、かいじゅうが訪ねてくるというもの。
かいじゅうがドアを叩いて、入れてと言ってくるので、ぼくはいろいろ理屈をつけて入れないように答えます。
その時のぼくの頭の中の空想が、右頁に描かれているのですが、凄く飛躍したかいじゅうが登場してくるのです。
その空想が何とも楽しいもの。

細部まで描かれた絵は、何度見直しても新しい発見があるはずで、物が擬人化された描写は、多くのファンを生むことだと思います。

最後のエンディングも納得できるもので、何度も読み聞かせをせがまれる作品ではないでしょうか。

ウテ・クラウゼは60冊を超える作品があるとのことなので、他の作品も読んでみたくなりました。
純粋な絵本として楽しめる作品です。
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なかなかよいと思う キャクターとヴィヴィッドな色が魅力的  投稿日:2010/06/20
蚊のフレデリック
蚊のフレデリック 作・絵: A.クリングス
訳: 奥本 大三郎

出版社: 岩波書店
「にわのちいさななかまたち」というシリーズの一冊。
虫が主人公のフランスの作品で、既に30冊以上が既刊されていて、シリーズは大人気を博しているようです。

確かに、登場するヴィヴィッドな色合いのキャラクターは、どれも魅力的。
今回登場するのは、蚊のフレデリック。
お父さんが医者で、フレディックにも医者になるようにすすめているものの、フレデリックにはその気がないという、何処かで聞いたような設定です。
そこに光らなくなったほたるのキャロルがやって来るのですが、どうもキャロルは魔法が使えるらしく、注射をしようとしたお父さんをなめくじに変身させてしまうのです。

エンディングも、上手く纏まっているのですが、文章が長いのが気になります。
もっとテンポが良かったら、絵がとても素晴らしいので五つ星にしたい作品です。
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自信を持っておすすめしたい 人気を予感させる新シリーズもの  投稿日:2010/06/16
ゾウのエラちゃんシリーズ 1 エラのふしぎなぼうし
ゾウのエラちゃんシリーズ 1 エラのふしぎなぼうし 作: カルメラ・ダミコ
絵: スティーブン・ダミコ
訳: 角野 栄子

出版社: 小学館
ゾウのエラちゃんシリーズとして、1・2巻同時販売とあり、新シリーズだったので読んでみました。

舞台はインド洋の霧に包まれたエレファント諸島。
この舞台設定自体にわくわくさせられました。

主人公のエラちゃんは、転校生として学校に行くのですが、なかなか馴染めません。
おばあちゃんから貰ったぼうしのことで、からかわれたりしています。

ところが、ある事件が起こって、そのぼうしに救われるというサプライズがあって、納得のエンディングに続きます。

エラちゃんの心情が巧みに描かれているので、感情移入できるお子さんも多いのではないでしょうか。
その絵自体も、とても優しく親しみの持てるもので、心暖まる読後感がお約束できる作品です。

シリーズ化で、人気が博することが予感できる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい シュルヴィッツの実話が心に響きます  投稿日:2010/06/16
おとうさんのちず
おとうさんのちず 作・絵: ユリ・シュルヴィッツ
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
題名とユル・シュルヴィッツの作品であることに惹かれて読みました。
ユリ・シュルヴィッツはコールデコット賞を三度も受賞しています。

せんそうで あちこちが ひの うみに なり、
たてものが くずれおちると、
ぼくの かぞくは なにもかも うしなって、
いのちからがら にげだした。

という書き出しで始まるのですが、ユル・シュヴィッツの実話です。
第二次世界大戦の1939年のポーランドから、トルキスタン(今のカザフスタン)に逃げだしての生活を描いたもので、4歳〜5歳の頃の物語。

おなかをすかして食料を待っていたぼくに、おとうさんが買ってきたのは世界地図。
つらそうなおかあさんとおこったぼく。

でも、その世界地図で、ぼくが想像したり、絵を書いたりする様がとても生き生きと描かれていて、絵本作家になるきっかけになったのではないかと思いました。

トルキスタンでの貧しい暮らしぶりは、とても想像の出来ないものであって、戦争のもたらすものを、端的に教えてくれます。
戦争そのものの絵よりも、こうした現実的な絵の方が、心に響くのではないでしょうか。

そして、おとうさんが地図を買ってきた行為は、ぼくに生きる希望を与えてくれただけでなく、将来にも大きな影響を与えています。
おとうさんが、何処まで意図したのかわかりませんが、こんなおとうさんでありたいと思わざるを得ませんでした。

小学校高学年をオススメ対象とする方が多いのですが、ぼくと同年代のお子さんにも読んで欲しい作品です。
もちろん、戦争の意味は分からないかも知れませんが、こういう生活をしている子ども達もいるのだということを知るだけでも、価値があることだと思います。

心に残る作品なので、幅広い年齢のお子さんにオススメします。
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なかなかよいと思う 宮西ワールドにキツネが登場  投稿日:2010/05/08
キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました
キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました 作・絵: 宮西 達也
出版社: 金の星社
我家で大人気の宮西達也さんの作品なので読んでみました。
いつものおおかみとブタのパターンかと思ったらさにあらず。

おおかみより確かに色が薄いし、口が尖っていて、キツネとブタという新しい展開です。
家族に見送られて、ブタを捕まえに行くおとうさんキツネ。
オオカミだと、間抜けというのが相応しい展開になるのですが、キツネになるとお人よしという感じでしょうか。

結局、ブタを捕まえられなかったおとうさんキツネが、最後に言った言葉は、成る程こう来たかと納得できるものでした。

その言葉を聞いた家族も笑っていて、とてもいい関係が窺い知れて気持ち良く読みことの出来る作品だと思います。

ただ、宮西作品の水準からすると、泣けなかったから四つ星というところでしょう。
他の作者であれば、五つ星です。
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なかなかよいと思う 動物達の会話が楽しい  投稿日:2010/05/08
ようちえんっていうところ
ようちえんっていうところ 作: ジェシカ・ハーパー
絵: G・ブライアン・カラス
訳: 石津 ちひろ

出版社: BL出版
ブライアン・カラスは、マグリーリさんとウサギの攻防戦を描いた作品が楽しかった記憶があるのですが、これも農場の設定です。
登場するのは、馬・ひつじ・雌鳥・牝牛で、朝いつもやって来るトミーが来ないので心配でたまりません。

どうやらトミーが幼稚園っていうところに行ったと分かるのですが、幼稚園がどういうところか分からず、また大騒ぎ。
その動物達の会話が、何とも愉快で、読み手が工夫して読むと、とても臨場感が出ると思います。

後半は、幼稚園から帰ってきたトミーが、幼稚園の話を動物達にしてくれるのですが、その楽しそうな話し振りがGOOD.

何処に冒険に行くわけでもないお話なのですが、動物達の会話がふんだんにあって、トミーと動物達の友情もありで飽きることがなく読み聞かせできる絵本です。
幼稚園、保育園の入園前に、読み聞かせして欲しい作品です。
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自信を持っておすすめしたい デイビッド・シャノンの海賊が最高  投稿日:2010/05/08
こうしてぼくは海賊になった
こうしてぼくは海賊になった 作: メリンダ・ロング
絵: デイビッド・シャノン
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
デイビッド・シャノンと言えば、「だめよ、デイビッド」「あめふりのおおさわぎ」「自転車にのるアヒルくん」「ストライプ」等で、存在感のある絵が特徴的で大好きな作家です。

この作品も、表紙を見たら彼の作品と一目瞭然です。

お話は、海岸に家族で遊びにきていたら、海賊がやって来るという奇想天外な始まりです。
海賊に気づいたのは、ぼくだけ。
そして、海賊になりたいぼくは、海賊について行くのです。

海賊とぼくのやり取りが何とも面白いし、デイビッド・シャノンの絵が実に海賊らしさを表現しています。
子どもの頃って、海賊とか宝物への憧れが少なからずあるように思いますが、それをこの絵本は、短いストーリーの中に上手く纏めています。

他のデイビッド・シャノンの作品と比べると文章量がとても多いですが、全く飽きることなく最後まで読み聞かせることが出来ると思います。

パパに是非読み聞かせして欲しい作品の1つです。
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