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不思議な世界を満喫できます
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投稿日:2010/07/14 |
次回作の「真昼の夢」に衝撃を受けたので読んでみました。
原題は「Imgine A Night」
とても洒落ています。
夜がテーマなので、絵が暗く一寸怖いというのが第一印象。
でも何回も見るうちに、この摩訶不思議な世界に引き込まれてしまいました。
一番気にいったのは、最後の白い毛布。
この発想が最高です。
ただ、あまりに「真昼の夜」が良かったので、比較してしまうと動きが感じられない分、厳しい評価にならざるを得ませんでした。
大人の絵本としてお勧めですが、気にいる子どもも多いのではないでしょうか。
最新作の「どこでもない場所」も是非読んでみたくなりました。
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良く見る絵柄
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投稿日:2010/07/11 |
絵さがしの絵本です。
この手の絵本は多くあるので、やはり何か特徴が欲しいところ。
でも、見つかったらそれで終わりという内容で、深みがありません。
絵自体にも、もう一寸工夫があれば、もっと楽しめると思うのですが、普通のレベル。
逆に言えば、普通良く見る絵柄なので、違和感なく接することができると思います。
教育絵本として利用できますが、数多くある絵本の中でオススメできるという評価には至りませんでした。
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キャラクターが魅力的
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投稿日:2010/07/11 |
「にわのちいさななかまたち」というシリーズの一冊。
虫が主人公のフランスの作品で、既に30冊以上が既刊されているようです。
特徴的なのは、ヴィヴィッドな色。
ウンガロのデザイナー出身というだけのことはあります。
みつばちのミレイユはとても働き者。
ところが、ある日、折角作ったハチミツが何者かに盗まれてしまったのです。
犯人探しをして、判明した犯人がとっても意外です。
何と小人なのです。
小人が悪く描かれた作品というのは見たことがなかったので、若干の違和感が残りました。
ストーリーは、それ程感銘を受けなかったのですが、キャラクターと鮮やかな色合いは、凄く魅力的です。
絵を楽しむことだけでオススメできる作品です。
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さり気無いシーンに共感を覚えます
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投稿日:2010/07/11 |
筒井頼子 作、林明子 絵と言えば、「はじめてのおつかい」がつとに有名ですが、この手の作品を作らせたら他の追随を許さない領域にあると思います。
お話は、主人公のあやこが遊んでいると、おにいちゃんがこっそり外に遊びに行こうとするシーンから始まります。
直ぐにあやこは気づいて、おにいちゃんの服を引っ張るのですが、こうした1コマが実にリアリティに溢れています。
その後も、外に遊びに行きたいおにいちゃんは、何度かトライするのですが、その都度あやこに見つかってしまい、結局、あやこも連れて行くという物語です。
我家の兄弟は7つも離れているのですが、やはり、同じ光景があって、仲の良さがひしひしと伝わってくる素晴らしい作品だと思います。
読み聞かせにも向いているし、また、大人特に、ママの共感を得ること間違いないオススメの作品です。
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心に染み入る作品
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投稿日:2010/07/10 |
「すてきな三人組」で知られるトミー・ウンゲラーの作品。
初版は2000年で、邦訳は2010年となっています。
「むかし、
ちいさなあおいくもがいた」
という書き出しで始まりますが、この主人公のあおいくもは、他のくもが雨を降らせていても知らん顔で、勝手気ままに過ごします。
そして、あおいくもが通り過ぎると、飛行機、山、ビルなどがあおく変色してしまうのです。
そんな自由な暮らしをしていたあおいくもなのですが、下で戦争が起きているのを目にします。
様々な色の人間を描いているのですが、正に多国間の戦争を象徴しているのでしょう。
この戦争を止めさせるために、あおいくもが取った行動は意外なもの。
ここからエンディングに続く部分は、ウンゲラーならではのもので、読後に心がキュンとなってしまいます。
最初は、割と淡々とした印象を持ったのですが、実はとても深い作品で、一読を薦めたい作品です。
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親しみ易いキャラが魅力的
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投稿日:2010/07/10 |
数多くのベストセラーを世に輩出しているせな けいこさんの新作。
1960年代から作品を発表しているのですから、凄いの一言です。
お話は、ちいさなあめふりぐもが、遊んでいる3匹の猫のところに仲間に入れてもらおうとするシーンから始まります。
当然、雨が降り出すのですから、3匹の猫は逃げ出すのですが、その訳がちいさなあめふりぐもには分かりません。
子どもの世界でも良くある話ですが、なかなか解決策は見出せません。
逃げられる訳が分からいので、ちいさなあめふりぐもは、悲しくなってしまいます。
それが、エンディングでは納得の解決策を提示してくれるので、きっと読み聞かせして貰った子ども達はほっとすることでしょう。
和紙を千切った親しみ易い絵は健在で、くもや猫の表情も魅力的。
実に絵本らしい作品なので、安心して読み聞かせできると思います。
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自分の記憶が蘇りました
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投稿日:2010/07/10 |
くもんでであう絵本シリーズの一冊。
何と言っても、さこ ももみさんの絵に惹かれて読んでみました。
お話は主人公のペコルちゃんが、いろいろなスイッチに触れるというもの。
スイッチに焦点を当てたことで、絵本の成功は約束されたようなものだと思います。
自分を振り返ってみても、特にバスの乗降用スイッチは、押したくて仕方がなかったという記憶があり、時代は変われど子どもの関心事は変わらないということなのでしょう。
スイッチ自体の絵がとても大きく描かれており、押しごっこもできる構成になっていて、さすがにくもんだけのことはあります。
そして、鮮やかな色彩感覚で描かれた絵は、お子さんの心を鷲づかみすること間違いありません。
一度は読み聞かせしたい作品です。
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70年前の韓国の作品
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投稿日:2010/06/26 |
韓国の絵本。
ヒョンドクがこの作品を発表したのは、実に1939年。
少年朝鮮日報にて発表されたもので、日本の植民地時代に描かれた時代背景を鑑みると、ヒョンドクの文章に託した思いを感じずにはいられませんでした。
その文に、新進絵本作家のチョウミエが絵を描き今回発刊となったものです。
物語は、主人公のノマが、ダンボールで機関車と客車・貨車を作るというのがメインなのですが、小さい頃の記憶が蘇ってくるような作品です。
今よりも、昔の方がダンボールって身近にあったような気がするのです。
何よりも良いのは文章に、チョウミエの絵風がピッタリと合っていること。
日本で言えば、林明子さんのような絵のタッチと言えば良いでしょうか。
見ているだけで、心が穏やかになってきます。
最後の頁の文は
「ノマは ちいさな はつめいかです」
なのですが、ありきたりな風景を描いたことで、逆に親近感を持って読み聞かせできる絵本と言えそうです。
良書として、オススメしたい絵本です。
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ママの気持ちに心打たれます
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投稿日:2010/06/26 |
原題は、「Read for meMama」
読書に関する絵本だと思って軽い気持ちで読んでみたのですが、さにあらず。
非常に深い作品です。
読書に興味を覚えつつある主人公のジョーゼフは、易しい本なら一人で読めるのですが、難しい本はまだ読むことができません。
ママに読んでと頼んでも、忙しいとはぐらかされてしまいます。
日本なら体の良い理由と言えるのですが、実はママは字が読めないからなのです。
誤魔化せなくなって、とうとうママは教会で
「私は字が読めるようになりたいのです。
息子には字の読める母親が必要です。
ですが、私は読み書きの練習をしたことがありません。
学校でもちゃんと習いませんでした。
私は読み書きがまったくできないのです。」
と真実を告白するのです。
国別の識字率をいうことがニュースになる位ですから、これが現実なのでしょう。
とても日本では想像できません。
本当のことを言ったママの勇気と、それからのジョーゼフのママへの接し方に心を強く打たれました。
素晴らしい作品に違いはないのですが、こうした現実を理解できる年齢でないとオススメできるものではありません。
なおさら、識字率100%近い日本ですから、子どもに理解して貰うことは難儀なことだと思います。
大人の絵本と言った方が良いのかも知れません。
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キャラクターが魅力的
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投稿日:2010/06/26 |
「くるりん」シリーズとか「しんちゃんのんちゃん」シリーズで知られるとりごえ まりさんの作品。
とりごえ まりさんの絵は我家では大人気。
愛嬌のあるキャラクターは、この作品でも健在で、かたつむりのツムーリとかことりの郵便屋さんとか子どもの心を鷲づかみすることでしょう。
ツムーリがかえるのエールくんの新しい家をみて、同じような家を作って貰うのですが、意外に使い勝手がよくありません。
見栄えは良いのですが、重くて渦巻きの殻のように移動するのことができないのです。
「隣の芝生は良く見える」とは良く言ったもの。
そんな教訓も秘められていて、最後のハッピーエンドも心地良いストーリーだと思います。
文章は多いのですが、絵が魅力的なので年少でも飽きることなく読み聞かせ出来る作品です。
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