新刊
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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*すみれぐみ

ママ・30代・新潟県、1歳

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自己紹介
 2007年9月に誕生した、とうちゃんソックリの長男と、長男ソックリのとうちゃんと、テンションの上がりやすい老婆犬スノーボールの3人1匹家族です。
好きなもの
 あまり一貫性のない作家をナナメ読みすることが多いです。
多田智満子、芥川龍之介、太宰治、小林秀雄、赤瀬川源平、星新一、柳田国男・・・あと、暮らしの手帖をなめるように隅々まで読むのが、けっこう至福のときです。
 子供と笑うこと、食べること、くだらない海外ドラマを流して観ること、食べること、「あぁ、明日はなんにもない日だなぁ」と考える時間、食べること、寝ること、食べること。
あ、あと、食べるものを作ってもらうこと・・・。ははは。
たまに、手芸やお菓子作りもしますが、完成品はたいてい“山賊風”です。
ひとこと
 読み聞かせは、子供にとっては知らない世界だったり、知っているものだったり、子守歌だったり。
でも、母である私にも、未知の世界だったり、喜びだったり、なにより心の栄養剤だったりします。
なにしていいのかわからないときに、手元にいつも絵本があるような、そんなゆる〜い子育てを目指してます。

*すみれぐみさんの声

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ふつうだと思う 発想の勝利  投稿日:2008/12/14
おたすけこびと
おたすけこびと 文: なかがわ ちひろ
絵: コヨセ・ジュンジ

出版社: 徳間書店
 今日は男の子の誕生日。
パパとお出かけしている間に、大勢のこびとたちが、ママの注文で男の子のバースデイケーキを作ります。
たくさんのクルマに乗り込み、いざクッキング!

 文章はほとんどなし。
かわりに、こびとたちの楽しげなの作業の様子が所狭しと描かれていて、クルマ好きの子供にはたまらないページ展開。
どこかで見たことあるけど、微妙に違っているはたらくクルマたち。
一見出会いそうのない、ケーキ作りとクルマの組み合わせ、このアイデアに脱帽。

 ただ個人的な好みで言えば、やや平面的すぎる絵が残念。
クルマとケーキが絡んでいる風に見えづらいので、どうしてもクルマのみに目がいってしまう。
こびとももっと少人数でもよいかなぁ・・・と感じた。
 なので、素晴らしいアイデアだけど、そのへんで減点してしまいました。
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なかなかよいと思う あかちゃんだって、耐えている。  投稿日:2008/11/25
すりすり ももんちゃん
すりすり ももんちゃん 作: とよた かずひこ
出版社: 童心社
 仲良しさんたちに「すりすり」されて、いいにおいのももんちゃん。
さぼてんさんの「すりすり」は、ちょっと痛かった・・・!
 でも、泣きません、ももんちゃん。
さぼてんさんの前では、がまんがまん。
がまんしてがまんして・・・おかあさんの顔を見たとたん、一気に涙があふれ出します。

 1歳3ヶ月になる息子は、明らかに感情面で著しい成長を見せてくれている。
「だめ」と言われていることを、横目で伺いながらこれ見よがしにやろうとするとき・・・それは必ずと言っていいほど、母である私が忙しく背中を向けているときばかりだし、こちらの気分を敏感に読み取って、行動に表れる。
 あかちゃんと幼児の間に立っているかのように感じ、接し方に迷うことの多い最近。
それは同時に、「甘えさせること」と「しつけること」の狭間で、初めての子育てのプレッシャーと、子供に対する責任感に負けそうな自分を、奮い立たせなければならない瞬間でもある。
 「すりすりももんちゃん」は、そんな私にひとつの単純な答えをくれた。
それは、「あかちゃんが心を許して思い切り泣ける場所は、母(父)の腕の中」だけなのだ、ということ。これを、いつの成長過程においても忘れてはいけない、と気づかせてくれた。
 シンプルな絵とやわらかい文章の中には、とても優しい作者の目線が散りばめられている。
参考になりました。 0人

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