![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
誰でもすぐ始められる、自由研究にぴったりの素敵な本をご紹介します! 歴史上の貴重な古代壁画や、美術史に残る有名な芸術家たちの絵画や彫刻。 鑑賞する機会はあったとしても、同じ技法を使って実際にその作品を作った人はそう多くないはず。 だって、そもそもどうやって作るのかわからないし、高価な画材は持っていないし、時間もない。 そんな疑問や不安は、この本を開けば一瞬で消え去ります! 人間の「創造力」と「工夫」って本当にすごい。 いくらでも身近な道具を使って、子ども達がアートを楽しめる魔法の時間をこの本は用意してくれます。 自分の手で作ることで自然と作品にも興味が湧くし、生み出した芸術家の気持ちやその時代背景も体感できます。
ガイドブックにはそれぞれの作品をじっくり鑑賞するための「作品コーナー」と実際に創作してみる「挑戦コーナー」があります。 「作品コーナー」で、作品の概要や背景、どのような画材や技法を用いて作られたのか学んだ後に、 「挑戦コーナー」で、写真付きの創作手順を追いながら、子ども達が自分で作ることができます。 複雑で高度な技法を要する作品も、子どもが楽しく簡単に真似できる方法が満載、しかも本格的! 「ラスコーの壁画」「北斎の版画」「ゴッホの星月夜」や「ウォーホルのポップアート風肖像画」など、 時代もスタイルも様々なアートをより日常に感じられることで、家族と過ごす時間がさらに豊かなものになりそうです。
翻訳を担当されたアートディレクター兼アートエッセイストの結城昌子さんの印象的な言葉が背表紙にあります。 「アートは遊んでいるうちに、日常では気づかなかった美しさや感動にであい、想像する翼を手に入れます。 それはときに、困難を乗り越える絶大な力になると思います。」 この本は、まさにそれを実践できる子どもがアートを知るためのガイドブックです。 次から次へと飛び出す目から鱗のアイデアに、子どもより大人が夢中になってしまうかもしれません!
(絵本ナビ編集部)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
古今東西の有名な絵や彫刻をとりあげ、まずは目で見て楽しみ、次に、技法やテーマをまねて実際に作品をつくる材料や手順を具体的にガイド。版画、コラージュ、モザイク、粘土細工、パステルなど、わくわくする挑戦メニューが14種類。「鑑賞」と「創作」を組み合わせた画期的なアートの本、自由研究にも大活躍の一冊です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
世界的に有名な絵画作品を紹介し、その技法のひとつを実際にやってみようという、挑戦的な絵本。まずは人類最古といわれる芸術「洞窟壁画」をじっくり楽しみ、次のページでは絵具を作って、石の板(床用タイル:ホームセンターなどで購入できる)に実際に描いてみる。こんな調子で、世界的な名画も鑑賞し、その技法のひとつを実際にやってみちゃう。ゴッホのグルグル渦巻く夜空や、北斎の大波、アンディ・ウォーホルのポップアートなども実際にやってしまう。小石などをつかったモザイクや、ガラクタを使った工作、粘土もあり、盛りだくさん。
一番印象に残ったのは、アルチンボルドの植物や動物を組み合わせた顔。野菜や果物を集めて、本当にやってみている!絵描くと大変だが、野菜を並べるのなら簡単だ。その後、たくさんの野菜をどうやって料理するのか!?後先考えず、私も材料を大量に買い込んで実行してみたい。できあがった作品は写真にとって額に入れて飾っておこう。この本の技法を全部やったら、芸術家になれるぞ。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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