
重度の自閉症者ながら文字盤やパソコンを使って言葉を発し続けてきた東田直樹。「自閉症」への思い、会話ができないからこそ見えた様々な気づき。作家という道に至るまでの「七転び八起き」の歩みが詰まった1冊。

ここに書かれているのは、東田直樹さんの成長と自己分析の記録です。
障害者たちに読み聞かせをしている時の、不安や戸惑いを、肩の力を抜いて良いよと教えられたように思います。
他にも、どうしても先入観でレッテル貼りをしてしまいそうになる自分に、いろいろなアドバイスをいただいたようにも思います。
しかも、東田さんは、自分が特別なのではなく、みんなと同じ人間なのだと釘も刺されました。
読み聞かせをするときには、まるごとに利用者さんたちを包み込むように、反応を心で聞くようにしたいと思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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