
今日はおでかけ。
「ワン ワン ワン」
向こうからも犬がやってきます。
「バウ ワウワウ」
同じ犬だけど、なんだか鳴き声がへん。 あやしいやつだぞ。 さらにさらに。
「アウアウアウ」「ブフブフブフ」
最初はびっくり。でも、みんなあやしくないよ。 アメリカの犬とブラジルの犬とインドの犬。 国によって犬のなきごえの表現がちがうんだね。 ほえあったあとは、一緒に遊んで。 すると、さらに聞いたことのないなきごえが聞こえてきて……!?
最後にはすっかりなかよし。こんな風に言葉がちがっても、すぐに意気投合できたらいいよね。見ていて嬉しい、声に出して楽しい、違いを感じて面白い。5つの国の犬が登場する絵本。読み聞かせにも、親子の会話の時間にもぴったり。巻末には更に様々な国のなきごえも。色々な話題で盛りあがりそうな一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

なきごえの ちがう あやしい いぬが きたぞ!
さいしょはびっくり、においをかぎあったりするけれど、 いっしょに走りまわって、 いっしょにごはんを食べたら、 すっかりなかよしに。
ワンワン! バウワウ! アウアウ! ブフブフ! モンモン!
犬のなきごえのくりかえしが楽しい、読み聞かせにもぴったりの絵本です。 国によって、犬のなき方の表現のちがいがあることがわかるので、 海外の国に興味がめばえたお子さんにも。
*読んでもらうなら3歳くらいから *自分でよむなら6歳くらいから
●●●●●乾 栄里子さんからメッセージ●●●●●
世界のいろんな国で、犬たちはいろんな鳴き方をしています。 ワンワン、バウワウ、ブフブフ、モンモン。 その国の人たちにはそう聞こえるっていうのがおもしろくて、 このお話が始まりました。 世界の犬たちが出会ったら、 言葉はそれぞれ違っても 一緒に遊んで一緒に食べて、 すぐに仲良くなるだろうなと思って書いたお話です。
●●●●●もとやすけいじさんからメッセージ●●●●●
絵を担当するにあたって、さまざまな犬種や原産国などを調べました。 たくさん調べて感じたことは、世界中どんな犬でも、 その土地で暮らす犬は、その国の犬だということ。 すがた形は違っても、 どの犬も可愛く、元気いっぱいに描きたい! と思いました。 ぼくは犬が好きです。それが伝わる絵になっているといいな。

図書館で娘が選んだ本です。
犬の鳴き声が国によってさまざまな表し方がある、というお話でした。
犬たちが遊んでいるボールが地球柄なのがいいですね。
娘は犬たちが身に着けているものをヒントにそれぞれ名前をつけていました。
こどもっていろいろな楽しみ方するな、と感心しました。 (maaruさん 40代・ママ 女の子11歳、女の子9歳)
|