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
台風の翌日、太郎がゴミの中から拾い上げたのは、小さいかっぱの赤ちゃんだった! じっぽと名前をつけたけれど…。

小学2年生の娘のために図書館で借りてきたのですが、娘より先に私が読んで気に入ってしまいました。
台風のあとで道に打ち上げられたカッパを拾ってきてしまうたろう。
そして、お母さんに内緒でこっそり飼いはじめます。
ところが、「友達にカッパなんて!」と馬鹿にされて、見せるために学校に持っていってしまします。
そこで、食べてはいけない金魚を食べまくったじっぽ(カッパ)を知り合いのお兄さんにあげて、なんだかちょっとほっとします。
その後、「解剖されるかもしれない!」と一人で隣町までじっぽを探しに行きます。
太郎のこころの動きが、忘れていた子供の頃の気持ちを思い出させてくれ、作者はどうしてこんなに子供心に寄り添えるのだろう・・・。と感心しました。
最後のじっぽとの別れがせつなく涙腺が緩みそうになりました。 (まおずままさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳)
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