![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
「隣のあずきの国は、みなとても幸せそう。よほどの宝があるはずじゃ」 大きな声を出しているのは、おりがみ殿様。 あれ、どこかで見たことあるような。 そう、ここはおりがみ城。殿様も家来もみんな折り紙なのです。 これは子どもたちにはたまりません!
「せっしゃにおまかせください」 手をあげたのはおりがみ忍者。 「いちおり、におり、さんおりん…」 呪文をとなえるとあっという間に鳥に大変身! ひとっ飛びであずき城にやってくると、今度はお得意の隠れ身の術。姫の部屋に忍び込むのもお手のものなのです。 さすが、おりがみ忍者!これはいとも簡単に任務遂行完了かな、と思いきや。 この姫が、お菓子を使って応戦してくる、なかなか手強い相手だったのです。 さてさて、無事にお宝を見つけることができたのでしょうか。 一体お宝とはなんだったのでしょうか。
意外な展開に、思わず忍者も殿様も読者だってみんなにっこり。 なんて楽しい終わり方なのでしょう! 子どもたちの大好きな遊びと大好きなものがたくさん登場するこの絵本。きっとどのページもすみずみまで気になって仕方がないはずです。折り紙の折り方も教えてくれますよ。
それにしても「おりがみ」と「忍者」の組み合わせ、「おりがみ」と「お菓子」の組み合わせ。 確かにとっても相性がいいのは発見です。楽しみ方が広がりますよね!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
おりがみ城のおりがみ殿様に「あずきの国の宝を探れ」と命じられた、おりがみ忍者。「いちおり、におり、さんおりん、あっというまに…」と呪文をとなえると、鳥に大変身。ひとっ飛びで、あずき城にやってきました。あずき城のお姫さまに「お宝はどこじゃ」と忍者が迫ると、なんと、姫は和菓子を使って戦って…!? あずき城の意外な宝に思わず心がほっこり。本文や見返しで折り紙の折り方もわかる、おいしい楽しい絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
4歳 年中の娘が図書館で借りて、何度も読みました。隣の国はなんだかみんな幸せそう…きっとすごいお宝があるに違いない!と忍者を送った殿様でしたが、隣の国にあったのはお宝ではなく…。折り紙の忍者が次々と形をかえるのが楽しいようで、1折、2折、と一緒に数えて読みました。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子4歳、男の子2歳)
|