
ひとりひとりたがいに出会うとき ひとりひとりそれぞれの自分を見つける
谷川俊太郎の詩絵本。緻密な点と線で描き込まれた植物の絵が、圧倒的な個と個の違いをあぶり出す異色作。

個性が寄り添ってコミュニケーションが生まれるのです。
個性が集まって社会が成り立つのです。
個性が自我であったりするけれど、孤立は孤独にしかならないのです。
「ひとりひとり」というリフレインが、ひとりではない空間を編み上げていく、哲学的な詩です。
真理ではあるけれど、ふんわりと自分をくるんでくれる優しさを感じました。
ひとりひとりを、植物の視点で描いたふくだとしおさんもあっぱれです。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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