![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
ワトソンさんの家のサムとチャーリーはふたごの女の子、見た目はそっくり。 サムはお行儀がよく素直なグッドガール、チャーリーははっきりいってその反対・・・ つまり、あのう、相当ないたずらっ子なんです。 おとうさんとおかあさんは、サムもチャーリーも同じ様に可愛がっています。親ですからね。 でも手を焼かされている学校の先生やご近所さんからは、あまり好かれているとは言えないみたい。 だからクリスマス・イブを迎えたワトソン家には心配ごとがあります。 チャーリーがサンタさんからプレゼントをもらえるのは無理なんじゃないかってこと。 今年のチャーリーのいたずらっ子ぶりを考えるとねぇ。
そんな心配をよそに、ふたりは大きなくつ下をしっかり準備してぐっすり眠りにつきます。 そしてその夜、うっかり者のサンタさんが大きな間違いを起こして・・・!?
作者リチャード・カーティスは『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』などの脚本を手がけている脚本家・映画監督。「こんな子にはきっとこんなことが起きちゃうんじゃない?」の一歩上をいく展開はさすがなのです。ハラハラドキドキしながらキーワードになるのは「相手を想う気持ち」。現実はいつだって想定外。思いもよらない出来事が続くけど、その偶然とみんなの優しさが積み重なって、最後のきゅんとくる場面にちゃんとつながっていくんですよね。 絵本だけど映画のワンシーンを見ているような気持ちにしてくれる、このキュートなクリスマス絵本。 生意気ざかりな女の子と女性に読んでもらいたいな。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』など名作映画の脚本を手がけた巨匠リチャード・カーティス書き下ろしのクリスマス絵本。
そそっかしいサンタさんがプレゼントを間違えました。夜中に起きて、プレゼントが姉の靴下に入っていないことを知った妹は…。今こそ考えたい「思いやり」がテーマの絵本です。そして、もう一度、戻ってきたサンタさんから女の子へのプレゼントは、女の子を勇気づけます。「思いやり」の連鎖は読者をすっかり幸せにすることでしょう。対象は小学生以上大人まで。クリスマスのプレゼントにも最適なキラキラ加工の施された絵本。イギリスと日本から同時発売!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
最近、双子と関わることが多く、顔はそっくりでも、性格は異なるのはこの絵本のようでもあります。
クリスマスに何をプレゼントされるのかは子どもたちの最大の関心事。
いたずらな子だと普段から相当そんな風だとプレゼントはもらえないよと言われていそうです。
展開がとてもスリリンで映画を見ているような感じでした。
少し長めなので、10分以上のお話が聞けるお子さんと楽しみたい絵本です。 (はなびやさん 50代・ママ 男の子14歳)
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