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いもほり、えんそく、うんどうかい…。保育園・幼稚園の行事をテーマにした累計220万部を超えるロングセラーシリーズ「ピーマン村の絵本たち」。この『みんなともだち』は、園行事の集大成ともいうべき卒園をテーマした1冊です。
いよいよ卒園式。一緒にうたったり、絵を描いたり、お散歩したり…。楽しかったことがつぎつぎに思い出されます。小学校に上がるうれしさと誇らしさ。 でも、いっしょにすごして大きくなったみんなと別れるさみしさ…。この絵本は、そんな子どもたちに、こんな言葉を贈ります。 「みんなともだち ずっとずっと ともだち」 「がっこういっても ずっとともだち」 「おとなになっても ずっとともだち」
卒園する子どもたちへの贈りものとして喜ばれているロングセラー絵本。絵本のことばは、卒園ソング「みんなともだち」としてもおなじみです。「親の私が泣いてしまいました」といった感想も多く頂いています。

息子が幼稚園で借りてきました。大好きなピーマン村の絵本の、最終章ともいえる卒園がテーマです。
私はこの歌を知らなかったのですが、最後に楽譜が付いているので、ピアノを弾いて息子と一緒に歌いました。
ちょっととぼけた園長先生も、優しくきれいな女の先生も涙ぐんでいます。でも、子供たちはみんな元気に笑っています。
みんなともだち ずっとずっとともだち
これは、大人が自分自身に言い聞かせている言葉だと思います。
子供は振り返る事をしません。いつも前を向いています。
ですから、現実には、ずっと友達のままでいる友達もいれば、疎遠になって、いつか忘れてしまう友達もいるのです。
だからこそ、あの、園での輝くような時を忘れないで、
どうかみんな、ずっとずっと、友達でいてね。
そんな願いが込められているように思えます。
息子は、この春年長になります。
卒園の頃でなくてよかった。
卒園前に読んだら、きっと私の方が泣いてしまった事でしょう。
(けいぼんさん 40代・ママ 男の子5歳)
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