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ねこのももちゃんが死んだ。友だちがやさしくしんぱいしてくれるので、ついつよがり「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」といってしまった。でも家にかえると、ももちゃんはもういない。みんながくらいかおをしていたら、かあさんがいった。「かなしいのはあたりまえ。みんな、なきましょ」すると、ももちゃんの思い出が次々よみがえってきて……かわいがっていた猫の死をきちんと受け止め、悼むことの大切さを描く絵本。
インタビュー『ねこなんていなきゃよかった』著者・村上しいこさん
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猫の死は家族の死以上に悲しい思いをすることがあります。私も実は今愛猫の死で毎日寂しく辛い思いをしていますが、こういった絵本はそういった辛さを少しでも紛らわせてくれる気がします。愛猫を亡くされた方や、お子さんがいる方にはこの絵本をお子さんに読んであげて欲しいな、と思いました。ねこなんていなきゃよかった。それは全然本心じゃなくて、猫がいてくれてよかった。こっちが本心だと思います。元気でいるときには気づかないことも、亡くなってはじめて気づくことも。亡くなった猫ちゃんに感謝し、もっともっとペットを大切にしたくなる1冊です。 (ピンクちゃんさん 50代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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