話題
お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい

お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう おかいもの編 7さいまでに身につけたい(Gakken)

電子マネー時代だからこそ、身につけたい金銭教育!新聞やTVで話題の幼児ドリル♪kキャンペーン対象

嘘吹きネットワーク

嘘吹きネットワーク

  • 児童書
著: 久米 絵美里
出版社: PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!

在庫あり

原則月曜から土曜は朝8時までの注文で当日発送
※お届け日は翌日以降(詳しくはコチラ

税込価格: ¥1,540

絵本ナビ在庫 残り2

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

中面を見る

作品情報

発行日: 2020年12月15日
ISBN: 9784569789644

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
四六判上製/256ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

野瀬小学校、六年一組学級委員の小野寺理子は、「嘘」を憎み、「真実」を愛する、正義感の強い女の子。彼女の周りでは最近、ネットを通じて拡散された嘘にまつわる、様々な事件が起きていました。その犯人に心当たりのある理子は、「嘘つき写真館」と呼ばれる、ひと気のない建物に踏み込みます。
そこには、ネットを通じて様々な嘘を撒き散らしている少年がいて、依頼をすれば、様々な加工画像や動画をつくってくれるという噂があったのです。

「八吹錯! 金輪際、嘘をつくのはやめなさい!」
嘘つき写真館で出会った少年、八吹錯は、理子の叱責にも動じず、ひょうひょうとして、こたえます。
「なんでだよ、やめないよ。楽しいじゃん、嘘ばらまくのって」
バカにしたような錯の態度に、理子は怒り心頭!人を困らせる嘘はいけないと、さらに声を大きくするのですが‥…。

「いいね、理子、才能あるよ、『嘘の拡散者』の。……知ってる? 嘘を広めるいちばんの力の源って、『正義』なんだ」

しかし理子は、学校で起きた嘘にまつわる事件の解決を求めて、錯のもとを何度も訪れることに。なんと錯は画像加工の他に、「嘘吹き」という、嘘を見破ることのできる特殊な能力を持っていたのです——

著者は、「言葉屋」シリーズ(朝日学生新聞社)で知られる久米絵美里さん。
「言葉屋」シリーズで言葉の大切さを描いた著者の新作は、「ネットと嘘」についての物語です。

事実か嘘かを判断する目を養い、発信する情報に責任を持つことが大切だと信じる理子に対して——
「真偽を判断することばっかにとらわれてたら、人を見失う」
錯はそうして、真偽の判断ばかりでなく、「自分がなにを信じたいのか、どうしてそれを信じたいのか」について考えることが大切だと返します。

軽い気持ちで発信した嘘が、またたく間に拡散していくのを、眺めることしかできない無力感——
何人もの見ず知らずの大人から、感情をあらわにした言葉をぶつけられる恐怖——
大人でも背筋の凍るような状況から幕を開けるこの物語は、終盤にいたり、意外な真実の数々を怒涛の勢いで明らかにしながら、嘘と真実のあるべき姿について、読者に問いかけます。
なぜ理子は、真実にこだわるせいで友人から疎まれていると知りながら、こんなにも嘘を憎むのか?
なぜ錯は、嘘を見破ることのできる特別な能力を持ちながら、こんなにも嘘を愛するのか?

嘘と真実とがない混ぜになり、その境界さえあいまいな世界、インターネット。
その中で、すさまじい速度で進化する、膨大な嘘、嘘、嘘……
「新時代の嘘」とその付き合い方について深く切り込んだ、大人も必読の一冊です。

(堀井拓馬  小説家)

嘘吹きネットワーク

嘘吹きネットワーク

出版社からの紹介

『最近、八吹写真館に入りびたってる八吹錯っていうやつが、動画とか画像の加工が得意で、頼めばなんでも作ってくれるらしい。それで今、このあたりの学校の子が、次々と頼みに行っているらしくて、だから最近、八吹写真館は嘘つき写真館って呼ばれてるらしい』

小野寺理子。野瀬小学校、6年1組、学級委員。
クラスのSNSで出回ったデマから風紀を正そうと、理子は「フェイク職人」である錯の元を訪れる。ところが、錯は、フェイク画像にふっ、と息を吹きかけてみせると……。

ネットの存在により高まる嘘の拡散力。なにが本当でなにが嘘か。それは、真偽を見抜く瞬発力より、自分がなにを信じ、守りたいのかという判断力――いま、この時代を生きる子ども達に考えるきっかけをあたえる1冊。

ベストレビュー

息苦しさの中に

主人公の理子の正義感がとにかく息苦しく、現代の子供達の中では(おそらく昔の子供達の中でも)生きにくさを感じる・・・そんな感じがしました。
でも正義を振りかざしていくまっすぐさを止めることが出来ない、そんな辛さも感じられ、その原因がラストで語られる事件の真相から来るものだった・・・ と分かると、何だか哀しいような辛いような、何ともいえない気持ちに・・・

冒頭の数ページが何だか不気味で、その構成の理由がここに繋がってくるのかと思うと、不気味な感じもありました。

「嘘吹き」という能力が良いスパイスになっており、理子の気持ちを波立たせているところも、息苦しさを際立たせていて、全体的に読みごたえがあったと思います。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子11歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

出版社おすすめ




【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

嘘吹きネットワーク

みんなの声(1人)

絵本の評価(4

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット