![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
いつも飲んでいる牛乳って、誰がどんなふうに作っているのでしょう?
絵本作家・写真家のキッチンミノルさんが牧場に泊まりこみ、撮った数々の写真で、そのヒミツがわかります。
1枚目の写真は、午前4時30分。夜明け前。 北海道・別海町のたんぽぽ牧場にあかりが灯り、夜を放牧地ですごした牛たちが、牛舎へもどる風景から始まります。
せっせと働くのは、牧場を営む、かとうゆうすけさん、ゆうたさんの兄弟。 牛たちの朝ご飯、乳搾り、牛舎の掃除。 他にも牧草を刈り入れたり(と思ったら、機械が故障しそうになったり)、牛の出産があったり(無事生まれた姿は感動的!)と……たくさんのドラマが小さな絵本に詰まっています。
牧場の営みと、牛乳が私たちの手元へ届くまでの流通を、丁寧にとらえた“しゃしん絵本”。 知らない世界をのぞくドキドキ、新鮮なワクワクがいっぱいです。
キッチンミノルさんは「マグロリレー」(月刊かがくのとも2019年12月号 福音館書店)など、身のまわりの面白いことを多くの人と共有することを目標に、“しゃしん絵本”の企画を発信。 本書は「大人にも勉強になる」「苦手だった牛乳を子どもが飲むようになった」と反響の声が多数届き、作者のねらい通りと言えそう。
あたたかさとユーモアを感じる写真は、何度見ても飽きません。 “牛乳ってこんなふうにできているんだね”と親子で楽しく読める絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
私たちがいつも飲んでいる牛乳は、どうやって作られているのでしょう。 人気写真家のキッチンミノルさんが、北海道・別海町のたんぽぽ牧場を泊まり込みで取材。 「牛乳ができるまで」をダイナミックな写真とあたたかなまなざしで伝えます。 2021年7月刊
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
題名に、並々ならぬ愛を感じます。
北海道のたんぽぽ牧場の様子を写真で紹介する作品。
写真ならではの臨場感あふれる光景が素敵です。
夜明け前の午前4時30分から餌やりがスタート。
乳しぼり、掃除、出荷、牧草の手入れ。
わあ、子牛の出産光景まで。
黙々とした作業に、「いろいろな人の協力」が体感できます。
幼稚園児くらいから、「たいせつな」の意味を体感できそうです。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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