
コーコッコッコッコ〜
にわとりたちは、朝からとってもおしゃべり。こいけさんがやってきて、にわとりたちの健康チェックをします。こいけさんの目は真剣です。
ザッザー ザザ〜
エサやり担当はかねこさん。待ってましたとにわとりたち。おいしい水の担当はいちおかさん。さらにふんのそうじ、道具のそうじ、それぞれの担当スタッフが丁寧に仕事をする中で、にわとりたちは小さな部屋に集まってきます。
「あっ!!」
たまごが産みおとされます。うまれたての温かなたまご。にわとりは、一日一個しかたまごを産みません。その「たいせつなたまご」が慎重に集められ、きれいに洗って箱詰めされ、私たちの食卓へと運ばれてきます。
しゃしん絵本作家として注目を浴びるキッチンミノルさんが、栃木県真岡市にある平飼いの養鶏場「ハコニワファーム」に泊り込みで取材し、生き生きとした写真で迫ったドキュメンタリー絵本。そこに写っているのは、鳴き声やにおいまで伝わってきそうなほど間近で撮られたにわとりたちの元気に動き回る様子や、一人ひとりが自分たちの仕事を全うするスタッフたちのかっこいい姿。それらを夢中になって見ているうちに、私たち読者は目の前にある「いつものたまご」がより美味しく感じられるようになってくるのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

しゃしん絵本作家のキッチンミノルさんが、栃木県真岡市の養鶏場「ハコニワファーム」を泊まり込みで取材。 鶏が産む卵は、一日にひとつだけって知っていましたか? そんな「たいせつなたまご」が私たちの食卓に届くまでを、生き生きとした写真とやさしいまなざしで伝えます。 2024年7月刊

『たいせつなぎゅうにゅう』をチェックしていたので、こちらも。
もちろん、「たいせつな」をたっぷり感じるエピソード満載です。
早朝から、健康チェック、餌やり、掃除など、どれも大切な作業。
産卵の貴重な瞬間も、リアルな写真がとらえています。
にわとりって、一日1個しか産まないのですね。
初見だっただけに感心しきり。
さらには、集荷、配達、と、たくさんの人の仕事がつながって。
これも大事な視点です。
幼稚園児くらいから、しっかり学んでほしいです。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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