
朝の準備はバッチリのはずなのに、なんだかもやもやしているクマのジェフ。なんと、うっかりパンツをはいたまま出かけてしまいます。ジェフのおかしな姿に、森のみんなはひそひそ話すだけで誰も教えてくれません。けれども、ウサギのアンダースだけは正直に教えてくれます。そして、ジェフのピンチを救うために考えた誰も傷つかない方法とは…?

表紙からして、妙に恥ずかしさを感じる絵本です。
動物は裸でいても全然違和感ない姿なのに、パンツという下着だけの姿になると、妙に外を歩くのが憚られるイメージに変わるのですね。
森の動物たちの目が点になった中で、親友のうさぎが奇策を出してくれました。
自分もパンツをはいて、パンツ姿を正当化してくれたのです。
言葉の威力の強さを感じるシーンです。
裸がいいか、下着姿がいいか、人間に当てはめて考えるのはやめましょう。
版画で出された色合いが、お話に合っていて効果的だと思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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