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
フランシスは妹を置いてきぼりにして、友達のアルバートを誘いに行きますが、相手にしてくれません。妹と二人で男の子抜きのピクニックは・・・
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フランシスシリーズは5歳の息子のお気に入りです。
今回のフランシスは、冒頭はいつもどおり妹を邪険にして
一人で出かけていきますが、
出先で男友達のアルバートに「おんなぬき」と邪険にされ、
妹と「おとこのこ おことわり」のプラカードを掲げ、
「うんどうかい」に出かけます。
このあたりのフランシスの負けん気の強さが、
読んでいてとっても面白いし、スカッとします(笑)。
最後はもちろん仲直りになるのですが、
もちろんその過程でもアルバートに嫌味を言うのを忘れません。
毎回思うことですが、
「優しいいい子」が主人公になりがちの絵本の世界において、
フランシスはとっても異色です。
けれど、5歳の息子がフランシスシリーズを大好きなのは、
フランシスが、どんな子供にもあるであろうねたみそねみ、
いじわるな心を、
ストレートにそのまま表現しているからかもしれません。
それでも最後はかならずハッピーエンドで終わるので、
安心して読めますね。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)
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