![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
絵本翻訳家への登竜門となっている「いたばし国際絵本翻訳コンクール」第30回iイタリア語部門大賞受賞作(2024年発表)。 「どんなところかあててごらん?」と繰り返される父のユーモラスで楽しいヒントを、主人公と共に読者も一緒に考え、想像する楽しさ、学校というものの豊かな側面を生き生きと伝えている。 女の子と父親が歩いて行く場面はオレンジと青色で、会話をしながら、さまざまな場所を想像する場面はカラフルな色使いで描かれ、イマジネーションの豊かさを絵でも端的に表現している。 審査員長である翻訳家・関口英子先生の監修を受け、細部にも目配りした訳文になっている。
パパとテレーザが一緒にお出かけする日。テレーザはこの日をずっと待っていました。テレーザはパパに尋ねます。「ねえ、どんなところなの?」パパは「どんなところかあててごらん?」と、次々にヒントを出します。それを聞きながら「原っぱだ!」「ジャングルかな」と答えるテレーザ。最後、二人が着いたのは、学校でした! 初めての登校にワクワクする女の子と学校の役割を素敵な比喩で伝えるパパ。これから長く続いていく学校での学びの旅????それをイメージ豊かな父と子の会話で想像させる愛情あふれる絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
想像力の世界でした。
お父さんばテレーザをどこに連れて行くのでしょうか。
半分合っていて半分外れというヒントの繰り返しに、ドキドキします。
答えがわかった時に、とても驚きました。
何も知らされないで連れてこられる場所として、少し違うような気もします。
テレーザがどう思ったかが興味あります。
きっと楽しい世界には違いないのですが。
遊び心の絵本ですね。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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