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じさは正月の買い物に出かけ、六じぞうさまに出会います。寒そうなので、味噌やもち米の代わりにかさを買ってかぶせてやりました。その晩、不思議な声が聞こえてきて……。
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誰でも知ってる「かさじぞう」のおはなしです。
むかしばなしは、地方や絵本によってかなり違いがありますよね。私が子供の頃から知っているかさ地蔵のお話は、おじいさんが、かさをこしらえて町まで売りに行くのですが、かさがひとつも売れなかったので、帰り道でお地蔵様にかぶせてあげるというお話でした。
しかし・・・・このえほんの、おじいさんはもっとやさしいのです!!!町まで柴を売りに行く途中でお地蔵さんに会い、寒そうだと思って柴を売ったお金でかさを買って、お地蔵様にあげるというお話です。その代わり正月の準備ができないのですが・・・
このように同じ昔話でも内容がちょっと違う絵本を読み比べるのも楽しいと思います。 (カーニバルーンさん 20代・ママ 男の子4歳)
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