![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
くらい森の中でクマくんはいつもひとりぼっち。冬眠中のクマくんが春になる前に目を覚まし、かがみの前に立ってみてるとびっくり。
「ぼくのむねにあった つきのもようが なくなってる!」
慌てて月を森の中に探しに行くと、そこで出会ったのは、やっぱり月を探していた女の子。月のペンダントをなくしてしまったと言うのです。そこで二人は一緒に月を探すことにします。
やがて湖の前に出ると、そこにはクマくんのものにそっくりな月が浮かんでいます。二人は急いでボートに乗って、その月を手ですくおうとするのですが……?
クマくんと女の子が、こんな風に少しずつ打ち解けながら心を通わせていく様子を見ていると、ああ長い冬が終わったんだなと感じます。春は出会いの季節ですものね。二人はなくした月だけでなく、もっと素敵なものを手に入れたようですよ。
次々と魅力的なキャラクターを生み出す人気絵本作家の谷口智則さんの最新作の舞台は、ちょっびりくらい森の中。物語の展開と同時に、少しずつ明るくなっていく二人の表情や景色を一緒に楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
いつもひとりぼっちのクマくんは、春になる前に冬眠から目を覚ましてびっくり。胸にあったはずの月のもようがありません。月を探しに出たクマくんが森の中で出会ったのは、同じく月をなくした女の子でした。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
素敵な表紙にひかれて読んでみました。「つき」とは、このつきだったんですね。クマくんと女の子のやりとり、予想外な展開もファンタジックで、ラストは、ほのぼの。そして、なんといっても、やっぱり絵がかわいくて、素敵な世界でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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