![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
あり塚で、そり遊びをしていたありのフェルダは、男の子にマッチ箱に閉じこめられてしまいます。なんとか箱から抜けだして、ひとり暮らしをはじめ、てんとう虫のベルシカに出会います。一目で好きになったフェルダは、バッタの馬車をプレゼントするために、バッタをつかまえにいきますが、木食い虫のピトリークさんが、おせっかいをやきにきます。その後、裏切り、逮捕、裁判と、さんざんな目にあうフェルダですが、なにがあってもへこたれません。 個性豊かな虫たちが、自然のなかで繰り広げる騒動は、ユーモアたっぷりで、なかなか刺激的です。この物語は、1930年代にチェコでうまれて以来、世界各地で多くの人をとりこにしてきました。 作者のセコラは、新聞記者としての経歴があり、取材を通して、人々の興味や気質を鋭くとらえたといわれています。そのせいか、登場する虫たちは、人間味にあふれ、起伏のあるストーリーは、読む人の心をつかんではなしません。読んであげれば、5歳ぐらいから十分に楽しめます。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
6歳の長男が読めそうな本を探していて自分で読んでみました。
ありのフェルダが、男の子に見つかってマッチ箱に閉じこめられたところから始まる冒険話です。
他の昆虫がどんどん登場して、次々と事件が起こりますが、とても前向きなフェルダは全くへこたれません。
短く章に分かれているので、読みやすいです。一人読みができるようになったばかりの子が挑戦するのにお勧めです。 (さみはさみさん 40代・ママ 男の子6歳、男の子2歳)
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