![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
蒸気機関車「ちからあし」は、沢山の貨車を引き、狭い山道でも走ります。戦争で仲間を失う悲しみを乗り越え戦後も大活躍。しかし新型車の登場で役目を終えます。ある朝、機関助士がきて車体を点検、再出発の日が!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ちからもちの蒸気機関車《ちからあし》が主人公です。
《はやあし》という特急列車の機関車の友達もいます。
機関庫で一日の仕事を終えた機関車たちが語らいのひと時。
平穏な毎日だったのに、ある日、不穏な影が差してきます・・・。
「戦争」という概念、まだうちの4歳の息子はよく理解していません。
でもこの絵本を読んで、なにか暗い、よくないもの、ということは感じてくれたのではないかと思います。
この本は、戦争のもたらす悲しみ、そこからの復興、そして蒸気機関車がその役目を終えた後の余生までが描かれています。
大人目線からは、なかなかに深く難しいお話なのですが、ラストシーンのちからあしの姿には、ほっとさせられます。
余韻の残るいい絵本です。 (あんれいさん 30代・ママ 男の子4歳)
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