力もちの機関車「ちからあし」。いつもは、家畜や米などをはこんでいました。しかし、戦争がはじまると、戦争につかう道具をはこぶようになりました。
やがて、戦争が終わり、ちからあしは、復興のために一生懸命働きます。
時は経ち、ちからあしは、その役目を終え遠くの機関庫へ移動します。
自分はどうなるか不安に思っていたが、きちんと手入れをしてもらって、第2の役目を与えられます。
随所にちりばめられた擬音語から、列車が走っている臨場感を感じられる。
また、列車どうしのおしゃべりも楽しいです。
次に電車を見たら、この電車達も、会話しているのかな?と想像してみたくなります。
ちからあしの第2の人生が充実していることに、嬉しくなります。
ちからあしが力強く走っている姿が、人々に希望を与えているところに感動します。