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
少女が水族館で出会ったふしぎな少年を、家があるという湖へおくっていってあげることになるがじつはこの少年の正体は…。幻想的な物語。片山健の油絵が異世界を描き出す。
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「とくんとくん」という不思議なタイトルと、さびれた建物の入り口にたたずむ少女という表紙に惹かれました。
廃館になった水族館で知り合った男の子とかなこはひすい湖へ。
男の子がなぜさびしさを抱えているのかは最初わかりませんでしたが、後でなるほどと。
途中で出会うものすべてに命があることを感じさせられます。
不思議な男の正体は?ミステリアスなファンタジーとでもいえるこのお話。
ファンタジー性と同時に生きているものすべての命の鼓動を感じる作品でした。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子12歳)
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