![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
渡辺茂男 × 山本忠敬 『しょうぼうじどうしゃ じぷた』『パトカーぱとくん』『とらっく とらっく とらっく』など数々の名作絵本を送り出してきた巨匠コンビによるのりもの絵本の傑作がついに復刊!
力持ちでやさしい心をもったダンプの“こんごう”は、 なぜ“がらっぱち”と名前を変えてしまったのか…。 予想外のその結末とは!?
あるところに、“こんごう”というダンプがいた。 やさしい心を持っていたこんごうは、悪いダンプたちにいじめられ、やさぐれてしまう。 名前を「がらっぱち」と変え、「てやんでぃ!」と他の車を蹴散らしまくる。 調子に乗って耐えられない重さの砂利を積み込んだことで、ついに車体が壊れ、砂利の中で息絶えてしまう。
▼著者プロフィール 渡辺茂男(わたなべ しげお) 1928年静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業。 アメリカのウェスタンリザーブ大学大学院をおえ、ニューヨーク公共図書館児童部に勤務後、慶應義塾大学文学部図書館学科(当時)教授を経て、フリーな立場で子どもの本の仕事に専念。『もりのへなそうる』『とらっく とらっく とらっく』などの創作作品の他、訳書に『エルマーのぼうけんシリーズ』『どろんこハリー』など多数。2006年没。
山本忠敬(やまもと ただよし) 1916年東京都生まれ。東京美術学校図案科卒業。 横浜シネマで漫画映画の製作に携わった後、乗り物絵本の第一人者として活躍。 絵本の仕事に『しょうぼうじどうしゃ じぷた』『とらっく とらっく とらっく』『のろまなローラー』『しゅっぱつ しんこう!』など多数。2003年没。 2016年には生誕100年として、『でんしゃがはしる』が復刊された。
※カバー画像は原本のものです。 ※本書は、『ダンプのがらっぱち』(偕成社刊)を復刊するものです。
![ダンプのがらっぱち](/images/4835454030_20161021164842_op1..jpg)
![ダンプのがらっぱち](/images/4835454030_20161021164842_op2..jpg)
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ピカピカのダンぷだった頃は優等生で、仕事もきっちり、態度も紳士的・・・だったのに。
やはり荒っぽい土木作業の現場では異質な存在で、他のトラック達にはうっとうしがられてしまったのでしょうか。
だんだんと傷がつき、荒んで、態度が荒れていく様子は、何とも複雑な気持ちになります。
子供にはどう映るのかなぁ・・・という気もしますが、がらっぱちのやりきれないラストは、物悲しさを感じます。
他の自動車のお話と比べると、大人向けのようにも感じるお話です。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子9歳)
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