新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
子どもと絵本を読みあう

子どもと絵本を読みあう

作: 村中 李衣
出版社: ぶどう社

税込価格: ¥1,650

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

「子どもと絵本を読みあう」は現在購入できません

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

作品情報

発行日: 2002年09月
ISBN: 9784892401572

ベストレビュー

言葉が突き刺さるように心の中に

この作者のものを読み始めたのは「クーヨン」のエッセイですが、その後も惹かれるものを感じて読んだのが、この作品です。

その後も何度か読み返しているのですが、特徴として、言葉が突き刺さるように心の中に入ってきます。

村中さんは、大学教授で児童文学作品の創作もあります。

作者が、小児病棟の子どもたちに絵本を読みあったことの記録です。「読み聞かせ」「読み語り」といろいろな言葉がありますが「読みあう」という言葉の選び方も、子どもとの関係や言葉の選び方を意識していることが感じられます。

私が最初に読んだ時、最も衝撃を受けたのは「しろいうさぎとくろいうさぎ」を読んだ後でパニックを起こした少女の話でした。「しろいうさぎとくろいうさぎ」は、名作と言われる作品です。読み手側のメッセージ、受け手側の状態、そして関係性というものが、こんなにも本を読むことに関係するのかという衝撃でした。

小児病棟ということで、常に死と隣り合わせに生きている子どもたち、そんな子どもたちを特別視せずに関りたいという願いを持ちながらも、病気ということで生命の危機に直面している子どもには優先順位をつけていかなくてはならない厳しさなど、この本から伝わってきます。

何度か紹介したいと思いつつ、紹介するのが難しくて断念してしまった本なのですが、紹介してみました。

私が、心に残った箇所はもう一つ、あとがきで、作者が自分の恩師に言われた「村中さん、あなたにしかできないことでなく、あなただからできることをさがしてごらん。きっとなにかあるよ。」という言葉。

「しか」という言葉は限定で強い語感がありますが「だから」には肩の力が抜けた自由な雰囲気が感じられました。

自分が何かする時にも「自分だから」ということをこの本を読んでから意識するようになりました。
(はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

出版社おすすめ




【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

子どもと絵本を読みあう

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット