なみちゃんは、4さいの女の子。えも、じも、おねえちゃんみたいにじょうずにかけないし、うまくしゃべれない。だけど、なみちゃんのまわりには、しゃべらなくてもわかってくれる、みかたがいっぱい。「あめもねこも、はっぱもむしも、みーんなわたしをみてる」なみちゃんは、このよろこびをおかあさんにつたえようとしますが、こえが口からばくはつして......。 人気料理家・高山なおみの自伝的絵本!
4歳のなみちゃんを通じて高山なおみさんの自叙伝を描いたと読んだのですが、私は、中野真典さんの絵にも衝撃を受けてます。裸になって四つんばいになっている少女の絵に表紙から惹かれるけれどショックを受けました。作者自身の高山なおみさんが、中野真典さんに絵をお願いにあがったそうですが、「どもるどだっく」の内容にも強烈なパンチを貰ったし、ダイナミックな絵にもショックを受けました。高山なおみさんのように、まわりにお母さん、双子のおにいさんのような沢山のみかたがいる、理解者がいる、そんなみかたにゆっくり、ゆっくりの孫のためにも私自信もなれたらと強く思った絵本でした。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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