
芸術とは 目に見えるものを あらためて描くのではなく 見えないものを 見えるようにするのだ。(クレー)
「建築と詩がとけあったような絵を描く画家になりたい」と旅を重ね そして「色にとらえられ 色とひとつになって」やがてつくられたクレーの不思議な色の世界。
≪谷川俊太郎さんの推薦の言葉≫ クレーの絵を見ていると、いつも不思議な気持ちにおそわれます。 もしかするとクレーの絵を見るとき、私たちはクレーという人の心の奥を覗きこんでいるのではないでしょうか。 そう考えるとクレーという画家が、どんな人間だったかということを知りたくなります。 この『おはなし名画シリーズ クレー』は、数々の絵とともに、クレーの生涯とその人となりを、子どもにも分かりやすい言葉で語ってくれます。 クレーの絵とクレーという人の秘密が、解き明かされるわけではありませんが、この本はクレーの世界への、ひいては絵というもののもつ美しさへの、一つの入門書としての役割を果たしていると思います。
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