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
《とおいとおい、銀河のおくのほうから、宇宙船がとんできました》で始まり、《じぶんたちの星にむかって、光よりもはやくとんでいきました》で終わるこの絵本、実は、あっ!と驚く仕掛け絵本なのです。最後の頁で本をくるっとひっくり返すと、【星へいくお話】が終わって【星にかえるお話】が始まります。行きも帰りも同じ絵なのに、いったいどうなってるの?それは見てのおたのしみ!!
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一度読んで、それからひっくり返してまた読めるというしかけの絵本です。宇宙から宇宙船にのってやってきた生命体がとってもかわいくって、こんなにかわいいのなら、宇宙人でもウェルカムだわって思ってしまいました。
宇宙の星のかがやきや、土星、地球の美しさなど、壮大なようすが見事に描かれていて、読みながら宇宙を旅している気分になれます。
また、生命体が上からみた地球のようすや、日本のようすなどもながめることができて、客観的にながめるとこんなふうに見えるのか!と楽しくなりました。
なんといっても、おどろくのは、本をひっくり返して、新たな文章を読んでも、絵がぴったりしっくり合うっていうことです。すごいですね!よくできてるなあって感心しまくりでした。
クラスの読み聞かせで使いたいなあと思ったのですが、やや絵が小さいのが残念。でも、たくさんの人に読んでもらいたいなあって思う絵本です。 (けいご!さん 30代・ママ 女の子11歳、男の子7歳)
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