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「ずるい ずるい ねえねは ずるい」
てふちゃんは、怒っています。 かなり怒っています。 何にって、「お姉ちゃん」という特権を使って、 やりたい放題のねえねにです。
ねえねのずるさをお友だちに話し始めたら、 思わず怒りが爆発。もう止まりません。
そこで妹の妹による妹のための「いもうと かいぎ」を開くことにしました。 集まったのは、お姉ちゃんにいつもおやつを食べられてしまう「だんごむし」のまんまるこちゃん。いつも置いてけぼりにされる「でめきん」のでめこちゃん。ねえねのお古ばっかりでオシャレができない「じょうろうぐも」のじょろこさん。
さぁ、お姉ちゃんをギャフンと反省させるために、みんなが考えた作戦とは・・・? 最後は思わぬ展開に涙がホロリ。
女姉妹って、大人になってもいろいろありますが、小さい頃は特にです。生まれた時は一人っ子で、我が物顔で過ごしていたある日、急に「姉」という役割を課せられたお姉ちゃんもつらいのです。
特権を使ってズルをしたくもなります。でもきっとズルをした後は、かなり後悔をしているのです。本当は妹が大好きなのですから。世の妹たちがつらさのあまり、「いもうとかいぎ」を開いているとするならば、お姉ちゃんも「ねえねかいぎ」を開いて愚痴をいいながらも大反省するべきですね。
姉妹の温かさを感じる素敵な絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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「ねえねは ずるい!」 おこって家を飛び出した 妖精のてふちゃん。 お友だちと一緒に〈ねえね〉を反省させるため 〈いもうとかいぎ〉をひらきますが……。 妖怪画家として注目される石黒亜矢子が描く、 不思議な世界をお楽しみください。

妖精のてふちゃんが、ねえねとお留守番をしてたら、ねえねから
「だめだめ」ばっかり言うねえねの愚痴をだんごむしのまんまるこ
と、でめきんのでめこさんと、じょろうぐものじょろこさんと、
「いもうとかいぎ」をしました。
結局は、姉たちは妹思いだったし、妹たちも、姉たちを大好きで
仲良しの姉妹でしたね。
喧嘩もいっぱいするけれど、姉妹っていいなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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