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- ためしよみ
絵本紹介
2022.12.16
12月に発売された新刊絵本・児童書をご紹介します。
12月というとクリスマス絵本のイメージがありますが、新作映画が公開中の「かいけつゾロリ」の新刊や、魔法のシャンプー「oggi otto」とのコラボから生まれた絵本、今話題のイラストレーター・くらはしれいさんのハガキとレターセットが入ったギフトにもピッタリの「おてがみBOOK」など、手元に置いておきたい作品が盛りだくさん。
2022年も残すところあと数日。2023年も楽しい絵本・児童書と出会うきっかけを絵本ナビからたくさんお伝えしていきますね。
出版社からの内容紹介
1、2、3、4、5
すうじの うしろに
かくれているのは
なあに?
「あっ!」と おどろく
しかけが まっている、
0歳から みんなで
楽しめる絵本。
1はいちごが1こ、2はにわとりが2わ、3はさんどいっちが3こ・・・・・・。数字のしかけをめくると、色彩豊かな動物や乗りもの、虫、食べものが登場します。でてくるものをあてたり、美しい色や形をながめたり、0歳からみんなで楽しめるしかけ絵本です。
この書籍を作った人
1963年千葉県市川市生まれ。絵本作家。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。 大学在学中よりイラストレーターとして活動。広告や雑誌、キャラクターデザインなどで作品多数。 2000年頃から、紙で作った小さな犬「ペーパーわんこ」と世界を旅して撮影するプロジェクトを展開。 「世界を旅するペーパーわんこ」等、工作絵本を3冊出版。 2006年「どうぶついろいろかくれんぼ」出版を機に絵本作家となり、約60冊の絵本を出版。 ユニークな発想と、暖かな色彩の造形で、芸術性とポピュラリティを両立した絵本を数多く生み出している。 第9回講談社童画グランプリで大賞受賞。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選。「たまごのえほん」が第44回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞。 「おめんです」が第1回積文館グループ絵本大賞。 「どうぶついろいろかくれんぼ」かたぬき絵本シリーズ(現在13作品)は、累計250万部を超えるロングセラー。 主な絵本に「どうぶついろいろかくれんぼ」「のりものいろいろかくれんぼ」「くだものいろいろかくれんぼ」 「どうぶつもようでかくれんぼ」「うみのいきものかくれんぼ」「むしいろいろかくれんぼ」 「ハロウィンのかくれんぼ」「クリスマスのかくれんぼ」「ふねくんのたび」「つみきくん」 「つみきくんとつみきちゃん」「パンダくんのおつかい」「あかちゃん にこにこ」 「あかちゃん はーい」「どうぶつくみたてパズル」「ペーパーわんこ絵本 コタロウ」(以上ポプラ社)、 「たまごのえほん」「はなのさくえほん」「りくののりものえほん」「そらののりものえほん」 「はたらくのりものえほん」「おはようのえほん」「おやすみのえほん」(以上童心社)、 「おめんです」「おめんです2」「まほうつかい」(以上偕成社)等があり、 フランス・台湾・中国・ベトナム・韓国・ロシアなど海外でも翻訳版が数多く出版されている。 読み聞かせ会等で活躍する、大型版絵本を出版多数。 講演会やワークショップも、国内各地・海外で精力的に行なっている。
出版社からの内容紹介
小さな女の子リッランは、
ある日、
大きなねこに会いました。
「ぼくのせなかにお乗りなさい」と
ねこがいうので、
リッランはねこに乗って、
旅に出ることになりました。
にわとりやぶた、
気のあらい牛やこわいワニ、
いろんな生きものに会いますが、
ねこはぐんぐんかけていき、
とうとうふたりは、
大きな町につきました。
すると、王さまの馬車がやってきて、
ふたりは、お城にしょうたいされ……?
スウェーデンで1909年に出版されて以来
ずっと愛されてきた
幻の古典的名作絵本です。
作者が、自分の娘リッランのために
心をこめて描いた、
とてもかわいい絵本です。
この書籍を作った人
1960年東京都生まれ。スウェーデン法の研究者だった父の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。児童書を中心に、翻訳を多数手がける。訳書に「セーラーとペッカ」シリーズ(偕成社)、『長くつ下のピッピ ニュー・エディション』(岩波書店)、『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)、「ステフィとネッリの物語」シリーズ(新宿書房)など。
出版社からの内容紹介
苗から真っ赤ないちごに実るまでの
ハウスの一年と家族の絆をみずみずしく描いた絵本。
ひまりの自慢は、じいじのいちごハウス。
毎日、家族みんなでいちごの世話をしています。
ある日、遊びにきてくれた友達のかほちゃんが、
ハウスの中で飛び交うミツバチをこわがって……。
一粒のいのちをめぐる自然の恵みと、家族のつながりを
みずみずしく描いた絵本。
季節の読み聞かせにもおすすめ。
巻末には「おいしい いちごが できるまで」のプロセス解説ページ付き!
子どもたちが大好きないちごについて、さらに興味が広がります。
「人間以外のいのちが育つ姿を、一年を通して見守る経験は
子どもたちにとって、かけがえのないもの。」ー作者・村中李衣(あとがきより一部抜粋)
この書籍を作った人
1958年、山口県生まれ。児童文学作家、ノートルダム清心女子大学教授。0歳から100歳まで絵本の読みあいを続ける。主な作品に、『かあさんのしっぽっぽ』『よるのとしょかんだいぼうけん』『マネキンさんがきた』(以上、BL出版 )、『こくん』(童心社)、『『小さいベッド』(偕成社)で産経児童出版文化賞、『おねいちゃん』(理論社)で野間児童文芸賞、『チャーシューの月』(小峰書店)で児童文学者協会協会賞受賞。第1回日本絵本研究賞受賞。
この書籍を作った人
絵本作家。1978年 福岡生まれ。静岡県三島市在住。 熊本大学教育学部卒業。主な作品として、『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『あきぞらさんぽ』『ゆきみちさんぽ』『はるかぜさんぽ』(講談社 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『なきごえバス』(白泉社 / 第9回MOE絵本屋さん大賞2016「パパママ賞」第1位 )『なきごえたくはいびん』、『いろいろおてがみ』(小学館 / 全国学校図書館協議会選定図書)『いろいろおしたく』、『あのね あのね』(あかね書房)、『あなたのことがだいすき』(KADOKAWA)など。『はこちゃん』(文・かんのゆうこ / 講談社)、『せんそうしない』(文・谷川俊太郎 / 講談社)、『おかあさんのいのり』(文・武鹿悦子 / 岩崎書店)、『まだかなまだかな』(文・竹下文子 / ポプラ社)の絵を担当。また、雑誌や教科書などの挿絵も手がけている。現在、静岡県三島市にある絵本専門店「えほんやさん」代表も務めている。
出版社からの内容紹介
ある日、神さまから力をあたえられた、まほうつかいのオッジィ。旅の途中で出会った友だちオットちゃんと、みんなの「こうなりたい」をつぎつぎとかなえていきます。人気作家・高畠那生が、コンプレックスをテーマに描く新作! 魔法のシャンプー「オッジィオット」コラボ絵本!
この書籍を作った人
1978年岐阜県生まれ。絵本作家。主な作品に『ぼく・わたし』『チーター大セール』(ともに絵本館)『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)『おまかせツアー』(理論社)『ぞうの金メダル』(作・斉藤洋/偕成社)『飛んでった家』(作・クロードロワ/訳・石津ちひろ/長崎出版)がある。
出版社からの内容紹介
北のほうに小さな国がありました。そこには冬でもこおらない青い沼があり、1匹のドラゴンがすんでいました。ドラゴンは「どんな願いもかなえてくれる」と伝えられてきました。
王様はある日、ドラゴンに「火をはいてくれ」と願いに行きます。ドラゴンが火をはき、あたたかな国になれば作物は豊作になり、人々の暮らしが豊かになるだろうと。ドラゴンは王様の願い通り火をはき、国は繁栄します。しかし、王様はもっと豊かにと欲がまし、やがて国は灼熱の沙漠のような土地に。
その時、立ち上がったのが子ねこのミュー。そして、国中の子どもたち。ドラゴンに「火をはくのはやめて」と訴えにいきます。世界を変えた子どもたちの勇気の物語。作者のイメージにあるのは、グレタ・トゥンベリさん。グレタさんのような子ねこのミューの姿、ともに立ち上がる子どもたちの姿が頼もしい、希望ある未来を信じられる物語です。
出版社からの内容紹介
真っ暗になった夜。男の子は急に不安に駆られます。物陰に人が潜んでいるのではないか、何か物音かしたかも……そんな不安に押しつぶされそうになった時、小さなネズミが現れて男の子に声をかけます。男の子と小さなネズミは、家の中のあらゆる部屋を訪れて、その先で悩みを抱えた登場人物たちと出会い、彼らと一緒になってその悩みについて乗り越えていくことに。
この書籍を作った人
小説家。カイロ・大阪育ち。2004年「あおい」でデビュー。2007年「通天閣」で織田作之助賞、2013年「ふくわらい」で第1回河合隼雄物語賞、2015年「サラバ!」で第152回直木賞を受賞。他の著作に「きいろいゾウ」「しずく」「窓の魚」「きりこについて」「炎上する君」「円卓」「地下の鳩」などがある。東京在住。
出版社からの内容紹介
思いがけず、年上の子と〈どっちが強い〉か決めることになった小学生の女の子・すみれ。
あたしはばかだ、と思った。
どうして、こんなことになっちゃったんだろう。
こんなこと、したくない。いやだ。だめだ。(「ジャングルジム」より)
少女の揺らめく気もちをこまやかに描いた表題作「ジャングルジム」をふくむ五編を収録した短編集。
この書籍を作った人
1950年、山口県生まれ。1977年、『朝はだんだん見えてくる』(理論社)でデビュー。同作品で日本児童文学者協会新人賞受賞。1992年、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で小学館文学賞、産経児童出版文化賞受賞。1995年、『ステゴザウルス』(マガジンハウス)、『迷い鳥とぶ』(理論社)の2作により、路傍の石文学賞受賞。2008年『そのぬくもりはきえない』(偕成社)で日本児童文学者協会賞受賞。2014年、『あたらしい子がきて』(岩崎書店)で野間児童文芸賞、JBBY賞、IBBYオナーリスト賞受賞。2015年、『きみは知らないほうがいい』(文研出版)で産経児童出版文化賞大賞受賞。2021年、『もうひとつの曲がり角』(講談社)で坪田譲治文学賞受賞。そのほかの作品に、『ともだちって だれのこと?』(佼成出版社)、『なみだひっこんでろ』(岩崎書店)、『ちょっとおんぶ』(講談社)、『ピース・ヴィレッジ』(偕成社)、『だれにもいえない』(毎日新聞社 )、『まつりちゃん』(理論社)などがある。
出版社からの内容紹介
1941年12月に日本軍が真珠湾を攻撃した三か月後、
アメリカ合衆国の西海岸に住むすべての日本人と
日系二世は強制収容所に送られることとなった。
日系人たちは、家、仕事、持ち物を置いていくよう命じられ、
許されたほんの少しの日用品を手に、
有刺鉄線と武装した警備員に囲まれた収容所で
暮らすこととなった。
三人の写真家―ドロシア・ラング、宮武東洋、
アンセル・アダムスーは収容所での日々を
撮影した。
ドロシア・ラングは合衆国政府の依頼をうけ
撮影をしたが、収容所の厳しい生活を
アメリカ国民に知らせようとした。
収容されていた日系人のひとりで写真家の
宮武東洋は、持ちこんだ機材を使って
収容所の実態を記録した。
風景写真家として有名なアンセル・アダムスは、
意図的に場面を選びながら、
収容所でも人々がくじけずに生きる姿を撮影した。
三人三様の写真を紹介しながら、
その背後にある物語に焦点をあてた、
戦争の犠牲になる人々の姿を描いた
ノンフィクション絵本。
出版社からの内容紹介
きょうりゅうのママをつかまえようと、なぞのしゅうだんがあらわれた! ゾロリたちはにんじゃのさる丸・ゴリ丸、にんじゃぐんだん、きょうりゅうかぞくときょうりょくして、ママをまもるためのとんでもない大さくせんをおもいつく。はたしてうまくいくのか……。
この書籍を作った人
東京都生まれ。和光大学芸術学科卒業。1978年KFSコンテスト児童図書部門受賞。おもな作品に、「くまのベアールとちいさなタタン」シリーズ、「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズ(ともにポプラ社)、「ザックのふしぎたいけんノート」シリーズ(メディアファクトリー)、「にんじゃざむらい ガムチョコバナナ」シリーズ(KADOKAWA)、絵本に、『ねえ、おはなし きかせて』『はるにあえたよ』『サンタクロース一年生』『もりのみんなのたんじょうび』(以上、ポプラ社)などがある。
この書籍を作った人
1953年、熊本県生まれ。1974年、KFSコンテスト、講談社児童図書部門賞受賞。主な作品に、「かいけつゾロリ」シリーズ、「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズ、「ほうれんそうマン」シリーズ(以上、ポプラ社)、「にんじゃざむらい ガムチョコバナナ」シリーズ(KADOKAWA)などがあり、子どもたちの人気を集めている。
出版社からの内容紹介
「このチョウチョをぶっつぶす」「バチがあたるぞ!」「なんのバチ?」「神さまの、だよ」「神さまなんて、いないもんね!」――ペンギンたちは、ある日、ノアの箱舟に乗ることに。ところが、世話役のハトときたら、働きすぎでごきげんななめだ。……で、神さまってどこにいるの? 世界27か国語で読まれているゆかいで深い物語。
この書籍を作った人
1973年フランクフルト生まれ。オッフェンバッハとパリでイラストを学ぶ。2000年より、デザイナーとして、本や雑誌のイラストを手がける。フランクフルトの Labor Ateliergemeinschaft(アート・センター)のメンバー。かわいい一人娘のためにかいたバニーシリーズがドイツで大人気となった。
この書籍を作った人
ロンドン生まれ。ボン大学を卒業。翻訳に『トリ・サムサ・ヘッチャラ』『1000の星のむこうに』『走れ! 半ズボン隊』『魔法の夜』『ミルクマンという名の馬』『ミムス宮廷道化師』『14歳、ぼくらの疾走』など多数。那須田淳との共訳に『ちいさなちいさな王様』『飛ぶ教室』などがある。
出版社からの内容紹介
全点描き下ろし! 大人気イラストレーター・絵本作家、
くらはしれいさんの初のポストカード&レターペーパー(便箋)集。
パンジーの「分かち合い」、チューリップの「幸せな夢」、シクラメンの「小さな声」など、
一枚一枚の絵に、12つきの花と子どもたちの温かいストーリーが込められています。
大切なひとへのお手紙にしたり、額装したりして、くらはしれいさんの
愛らしく、艶やかなアートな世界を、日々の暮らしのなかでお楽しみください。
巻末に、花言葉・ポストカード作品のひとことstoryを掲載。贈り物にもおすすめです。
◎全点描き下ろし【ポストカード16枚+便箋32枚】
◎サイズ:17p×12p
◎特製スリーブ ケース入り
この書籍を作った人
岐阜県在住。雑誌、一般書籍の装丁画・挿絵やオリジナル雑貨のイラストなどを手掛ける。絵本に『レミーさんのひきだし』(作・斉藤 倫、作・うきまる/小学館)、『王さまのお菓子』(作・石井睦美/世界文化社)がある。