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絵本紹介
2022.01.25
節分に行う豆まきは、病気や災害を「鬼」に見立てて追い払う儀式が由来です。日本での節分の始まりは、奈良時代に大流行した疫病をお祓いするために宮中で行われた「追儺(ついな)の儀式」と言われており、平安時代になると、宮中で陰陽師による鬼祓いが盛んに行われたそうです。
「鬼」は日本特有の存在です。大人気の『鬼滅の刃』の英語版では、「鬼」を悪魔や守護神など超自然的な存在を表す「DEMON」と訳していますが、作品によってはそのまま「ONI」になっているものもあります。『鬼滅の刃』は海外でも大人気ですので、ひょっとして「ONI」がグローバルスタンダードな言葉になる日も近いかもしれません。
それはそうと、絵本で描かれる「鬼」、いったい何色がいるのか知っていますか?
今回紹介する絵本の表紙を並べてみると……そう、赤鬼さんが多いですね! 実は鬼の色は「赤」「青」「黄」「緑」「黒」の五色で、それぞれ仏教の煩悩に当てはめられているそうです。「赤」は欲望、「青」は悪意や憎しみ、「黄」は甘えや執着、「緑」は怠惰や不健康、「黒」は猜疑心や愚痴。豆をぶつけると、自分の中に巣くっている悪い心を取り除かれて清められるといわれています。
でも絵本に登場する鬼たちは、優しかったりおもしろかったりといろいろ! さらに色だってピンクや紫、水色とカラフルだったりします。小さい子も怖がらずに読める作品もあるので、ぜひお気に入りを探してみてください!
この書籍を作った人
大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。
出版社からの内容紹介
節分の日。はたけむぐらのなみだが、コロコロころがって、大きく大きくなって、なみだおにになってしまいました。
レビューより
題名からは推測できないと思いますが、節分の時期の本です。
くりのきえんシリーズは、いもとようこが絵を描いていることもあり、たびたび息子が借りてきます。
行事ごとにトラブルが発生するのですが、今回は「はたけむぐら」くんのお話です。「はたけむぐら」と読んでも息子は、誰のことなのかピンと来なかったようです。私が「泣いている子は誰かな?」と聞いて、絵を見てもぐらとわかったようでした。
節分のまめを入れるますを作っているのに、一人だけはさみとのりがないので泣いているのです。すると、泣いているむぐらの涙が大きくなって「なみだおに」になりました。
実際こんなことはあり得ないのですが、園の中で不思議が起こる事が、子どもにとってはとても身近に感じられるようです。
のりとはさみが見つかったむぐらは、俄然勇気が出てきたようで鬼に豆をぶつけます。泣いているから、弱い子というわけじゃなかったみたいですね。
息子は、みんなで「かぜひきおに、おにはーそとっ!」「けがおに、おにはーそとっ!」と、いろいろな鬼を言い合って豆を投げるのを嬉しそうに見ていました。
園という子どもの身近な場所と行事、子どもの成長をうまくミックスさせたお話だと思います。園に通っているお子さんはすぐに感情移入できる内容だと思います。
(はなびやさん)
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。
みどころ
「ぷ〜う」。
暗闇の中で響き渡る音。おまけに何だかにおうぞ!
おいおい、おならをしたのはだれだ?
「へぇ こいたのは おめえか?」
「おらじゃねえだ。こいつだべ」
「なに いうだ。こんな まっくらん なかで にいちゃんたちは なにが わかるんだ?」
子鬼3兄弟が言い合います。するとまた・・・・「ぷ〜〜う」。
おまけに「へ〜っくしょん」「げ〜っ」くしゃみやゲップまで!
兄弟たちは「くしゃみやゲップはおらだけど、おならは違う」と主張します。
真っ暗な部屋の中で繰り広げられる、おならをめぐるミステリー。
こんなやり取り、きっと子どもたちにとっては身近な話題ですよね。
だって、やっぱりおならはちょっと恥ずかしい。
自分がやったなんて思われたくない。
だけど、今回のおなら事件の犯人は、そんなちっちゃな事なんて気にしない豪快なあの人だったようで・・・!?
声に出して読んで面白い、会話で進むこの絵本。
3兄弟の声を分担してみても楽しそうですよね。
作者は、ユニークな作品をたくさん生み出している作家、平田昌広さん。
そして、その会話劇を最大限に盛り上げてくれているのが版画家野村たかあきさん。
暗闇の中に浮かびあがる子鬼たちの表情、明るい部屋の中では一転して色鮮やかに描かれた鬼の一家。
どちらもとっても魅力的です。
さあ、何回でも読んでもらって「ぷぷぷっ、ぷ〜う」と笑っちゃってください!
この書籍を作った人
1969年、神奈川県生まれ。平田景とふたりで、2002年楽しい本を作る“オフィスまけ”を設立。夫婦共作絵本に『ひものでございっ!』『ピーマン にんじん たまねぎ トマト!』(いずれも文化出版局)、『なっちゃんの ほくろスイッチ』『のりおのふしぎなぼうえんきょう』『かいてんずしだいさくせん』(いずれも講談社)『ねえ、ほんとにたすけてくれる?』(アリス館)『おとん』『おかん』(大日本図書)など多数。神奈川県三浦市在住。
この書籍を作った人
1949年、群馬県前橋市に生まれる。1983年より木彫・木版画工房「でくのぼう」を主宰。『ばあちゃんのえんがわ』で第5回講談社絵本新人賞、『おじいちゃんのまち』(講談社)で第13回絵本にっぽん賞を受賞。ほか作品に、『ヒロシマのいのちの水』(指田和/文、文研出版)、『おばあちゃんのおせち』(佼成出版社)など。鬼をテーマにした版画や木彫り人形などを多く手がけ、どこか憎めない、愛嬌あふれる作品で人気を集める。
出版社からの内容紹介
節分の夜、男が一人で酒を飲んでいると、外で「さむいよー」と声がする。だれかと思ったら、鬼たちだった。それなら入れと男は誘い、やがて宴会がはじまった。そこへ……。
レビューより
節分の日に鬼を招き入れて酒を勧めるという、ちょっと変わった節分絵本。
鬼と一緒に陽気に騒ぐ男と、「こんな貧乏暮らしはもうあきあきや〜。鬼は出て行って〜。」と訴えるおかみさんの対照的な様子が面白い。けれど、そんな賑やかな家には福の神までがやってきて……。
途中、調子の良いフレーズの歌が何カ所も入ってきます。
リズム良く読めて、楽しいですよ。
節分を前に、たくさん読みました☆
こんな変わり種の節分絵本もなかなかいいですね♪
(カトリーヌみどりさん)
この書籍を作った人
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。 他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
この書籍を作った人
1972年、愛媛県松山市に生まれる。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科卒。「あとさき塾」「メリーゴーランド絵本塾」で絵本を学ぶ。作品に『アブナイかえりみち』『アブナイおふろやさん』『祗園精舎』(ほるぷ出版)『ちゃんがら町』『十二支のおはなし』『がっこういこうぜ!』『おばけのきもだめし』(岩崎書店)『雪窓』『本所ななふしぎ』『学校ななふしぎ』(偕成社)『むしプロ』 『カイジュウゴッコ』(教育画劇)『ぬ〜くぬく』(農文協)『にんじゃつばめ丸』(ブロンズ新社) 『えかきのチャーリーひみつのかべ』(イースト・プレス)『いっすんぼうし』(あかね書房)『はのはのはなし』(アリス館)などがある。
みどころ
かわいいとのさまが繰り広げるお話シリーズ、冬編。
「ワンダーブック」1970年4月号〜1971年3月号に連載された全12話が、40年以上を経て、春夏秋冬の季節ごとに4分冊され初の単行本化。
いきいきとした当時のタッチそのままによみがえりました。
すでに春編、夏編、秋編は出版され、この冬編で完結です。
さて、冬のとのさま、いったいどんなおとぼけをやってくれるのでしょう。
お正月、城の門をぶっこわしてやってきたいのししくんを追い払ったつもりのとのさまだけど、あれれ・・・地球をぐるっと回ってもどってきた!?の「いのししくんよういどん」。
寒くてなんにもしたくないとのさま、節分の豆まきもしたくない。するとおにがやってきて、とのさまをおにのお城へつれてった・・・「ほんとうのおにごっこ」。
ひな祭りなのに女の子がいないと嘆くかわうそばあやを慰めようと、とのさまが友達をあつめて自らひな壇に座る「おおきくなったよ」。3つのお話が収載されています。
すばらしいのは「動き」の魅力にあふれたダイナミックな絵(構図、色づかい)と筋書き。
まるで眼前に絵巻物をぱーっと広げられるような、不思議な引力です。
個人的には「いのししくんよういどん」の中のまあるい絵(いのししくん地球一周)が一押し。
一枚にぎゅっとつまった異国情緒あふれる極彩色絵にときめきます。
現代の子どもたちは、どんな場面がお気に入りになるでしょうか。
子どもはもちろん、大人の絵本ファンの方も、お芝居の絵巻物をめくるような気分で「かわいいとのさま」ワールドをお楽しみくださいね。
この書籍を作った人
1932年東京生まれ。グラフィックデザイナー、絵本作家。主な絵本作品に『くろうまブランキー』『くるまはいくつ』『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『こすずめのぼうけん』『ちのはなし』(以上福音館書店)、『おひさまがいっぱい』(童心社)、『かにこちゃん』「ことばとかずのえほん」シリーズ(くもん出版)、『マザー・グースのうた』(草思社)など多数。また著書に『父の時代 私の時代』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』など。1987年没。
出版社からの内容紹介
村人となかよくしたい赤おにと、そのねがいをかなえてやろうと、自分が悪者になる青おに。おに同士の友情を感動的に描きます。
レビューより
子どもたちと読みましたが、自分の感想をメインで書きたいので、「読んだ人」はあえて『大人』で!
実は、この絵本自分が子供の時に読んで、すごく気に入っていた絵本だったんです。持っていたはずなのですが、実家にはなく…。
更に「ないたあかおに」は複数の出版社から、複数の画家さんのイラストで描かれているので、自分の求めている作品がどれか、最初探すのに苦労しました。
でも、これです。1965年初版の池田龍雄さんが書かれたこの絵本が大好きだったんです!
子どもたちは、「おにが細くっておにっぽくな〜い」とか言ってますが(確かに、私の記憶の中では、もう少し強面のおにだったような…、記憶というのは年月がたつと修正されるんですね)、
特に見てほしいのは、赤おにが作った木の看板(手紙)です。
その後ろに見えるおにの家が、妙にかわいいのも、赤おにの性格がにじみ出ていますよね。
子ども心にいつまでも印象深かったシーンが2つ。
1つは仲良くなりたかったのに、人間たちが逃げてしまったあとで、せっかく作った看板を壊している赤おにのページ。
もう1つは、赤おにのために悪者になって、どこかへ行ってしまった青おにの住みか(岩場)の前で、たたずむ赤おにのページ。
このシーンは、浜田さんの文章がひと際心に残ります。
うちの子供たちは、わりと最近読みましたが、私は幼稚園の頃に読んでいるので、1人読みでも(ひらがなさえ読めれば)幼稚園から十分読めます。
(てんぐざるさん)
この書籍を作った人
1944年東京生まれ。慶応義塾大学卒業。マンガやイラスト、絵本の執筆を多数手がける。1972年、第18回文春漫画賞を受賞。恐竜研究家としても知られ、日本から海外まで、各地の発掘現場や博物館をたずねている。公益財団東京動物園協会評議員を務めるなど、動物関係にも造詣が深い。主な著作に『恐竜研究室』(あかね書房)、『日本の恐竜』(ハッピーオウル社)、『どうぶつのあしがたずかん』(岩崎書店)などがある。神奈川県横浜市在住。
この書籍を作った人
1970年、東京都生まれ。主な作品に『でこちゃん』(PHP研究所)、『ぼくんちカレーライス』(佼成出版社)、『ポッケのワンピース』(学研)、『ぜったいくだものっこ』(フレーベル館)、『おっと合点承知之助』(作:齋藤 孝 ほるぷ出版)、『ハキちゃんの「はっぴょうします」』(作:薫 くみこ 佼成出版社)、『かさじおやぶんいっけんらくちゃく!』(作:苅田 澄子 小学館)などがある。
みどころ
古(いにしえ)の日本。そこは、今では考えられないほど巨大な木々が生え、妖怪たちが山を歩きまわる世界。
これは、一本の巨木と、その森に住む人ならざるものたちの物語。
人々は田畑が日陰になるのを嫌い、その巨木を切り倒します。
田畑に陽が当たり人々は喜びますが、しかし怒りにふるえるものたちも――。
森に住む百の鬼たちです。
「いくさをして、人間どもをひとり残らずほろぼしてしまいましょう」
美しい女の姿をした鬼が言います。
しかし、ツノをはやした恐ろしい顔の鬼は、それに反対します。
「人間は木の本当の大切さを知らない。それを人間たちに教えてやろうではないか」
そして都では、鬼たちによる不気味な事件が起こりはじめます。
柱から伸びる、無数の子どもの腕。
寝静まった人の顔をなでる、濡れた手。
人々は恐れながらも、なにかみずからのおこないがそれを招いているらしいと、やがて気づきはじめます——。
「今は昔」のフレーズではじまる、日本古来の説話集「今昔物語集」。
そこに収められたいくつかのエピソードをもとにして、あらたな物語として構成したのがこの「鬼のかいぎ」です。
神仏や怪異を現実にあるものとしてとらえていた時代につくられた説話は、「古い時代にはもしや本当にこんなことが……」と思わせる、まか不思議な緊張感をまとっています。
自然との共生をテーマに原作を編集した本作においても、自然をないがしろにするおこないに対する危機感や恐怖を、切実な雰囲気で演出しています。
そして、なんといってもいちばんのみどころは、登場する百鬼たちの姿。
描くのは、「給食番長」シリーズで人気のよしながこうたくさんです。
まがまがしく不気味な姿をしていながらどこか愛嬌もある鬼たちは、その強烈な印象に目がくぎづけ!
すこし手にとるのが怖いほどおそろしい形相の鬼が表紙に描かれていますが、よしながこうたくさんの描く多種多様な百鬼の姿を、ぜひ味わってみてください。
レビューより
「でんせつのきょだいあんまんをはこべ」で話題のよしながこうたく先生の迫力ある絵に期待し、読みました。
「今昔物語集」の説話を種に書かれたこの作品は立松和平さんらしい作品だと唸りました。
これが遺作になったとは、残念です。
昨年度の小学校の「卒業おめでとうのお話会」で、最後に司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」を紹介しました。
彼もまた、昔も今も変わらないことは“全ての生き物は自然に依存しつつ生きている”こと。
“人間も自然によって生かされてきた”こと。
先人は、“自然を畏れ、その力を崇め、自分たちの上にあるものとして身を慎しんできた”こと。
等々、力強く筆で訴えています。
こちらの作品を読み、絵本の形でも、こんなに子どもたちに切々とメッセージを語りかけられるのかと感動しました。
今では想像もつかないほどの大きな木が、その木の陰になる村の稲作の生育の邪魔になると切られていまいました。
人間の生活は潤ったかに見えましたが、都のはずれの森の鬼たちが怒り出し会議を開きました。
この鬼たちの姿・様子は迫力のある絵で恐ろしいのですが、彼らの下した決断のなんと賢く寛容な事か。
彼らのなんとも可愛いらしく愉快な人間への警告とも言える働きかけに小さな読者さんは喜ぶことでしょう。
人間たちは気づき、大木へ謝りお祓いをします。
ここで本来は“めでたし めでたし”なのでしょうが、立松作品は自然への畏れが薄くなった現代の私たちへのダイレクトなメッセージをもって、お話を閉じています。
司馬さんのいうとおり、“人間は決して愚かではない。自然に対し、いばりかえっていた時代は、二十一世紀に近づくにつれて、終わって行くに違いない”というあくまでも人間を信じた気持ちを裏切りたくないものです。
高学年にお薦めだと思います。
(アダム&デヴさん)
この書籍を作った人
1947年、栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。児童書作品に、「いのちの絵本」シリーズ(くもん出版)、『山のいのち』『海のいのち』(ポプラ社)、『キツネとのやくそく』(河出書房新社)などがある。2010年死去。
この書籍を作った人
1979年、福岡県生まれ。九州産業大学デザイン科卒業。18歳から作家活動をはじめ、イラストレーターとして国内外のさまざまな媒体の仕事を手がける。はじめての絵本『給食番長』が人気となり、シリーズ化。続刊に『飼育係長』『あいさつ団長』『おそうじ隊長』『サムソン先生のダジャレ英語学習帳』『ちこく姫』(いずれも長崎出版)がある。他の作品に、『おふろだいすき!ぷっぺ』(小学館)、『かみなり』(文・内田麟太郎/ポプラ社)、『ばあちゃんのおなか』(文・かさいまり/教育画劇)、『鬼のかいぎ』(文・立松和平/新樹社)、「ようかいガマとの」シリーズ(あかね書房)、『ぼくの兄ちゃん』(PHP研究所)、『でんせつの きょだいあんまんを はこべ』『ゆけ!ウチロボ!』(ともに作・サトシン/講談社)など。