2012.02.29
第2回 チラシ発送大作戦!
「こんな本がでますよ」と本屋さんにお知らせするための大切なもの。それがチラシです。
これを見て、書店員さんが注文を出してくれます。チラシなくして、本は並ばないのです!今回は、そのチラシの話。
長崎出版では、本の担当編集者がチラシも作ります。
どうすればパッと目にとまるかな。どう書けば、本の魅力が伝わるかな……。考えながらの作業で、結構神経を使います。書名、価格、本のサイズ、ページ数など、本の情報を盛り込んで、でも、読みやすく。
絵本では、お話のイメージが伝わることがなによりも大切。よしながこうたくさんから届いた、まだラフの段階の絵も載っています。ある意味、とっても貴重ですね〜。
編集者が心をこめて作ったチラシは、営業部隊に手渡され、心をこめて(?)コピーされます。
北海道出張を控えた営業の勝谷が持っていく分、営業をお願いしている専門の会社に送る分など、かなりの枚数を一気にコピー。この間、プリンターが営業に独占され、編集長たりとも、それを邪魔することは許されません。
ほかに、このチラシを書店にFAXもします。
書店員さんがチラシの注文欄に冊数とお店の判子を押して戻してくれて、注文完了!という運び。編集者は、気になって気になって、戻ってきたチラシを入れる箱を、頻繁にのぞきに行ったりしてしまうのです。
つまり、チラシは、書店さんとの交流の第一段階。お見合い写真のようなものです。そりゃあ、編集および営業も、力がこもりますね〜。
ちなみに、タイトルはまだ「仮」みたいです。
(長崎出版 中嶋)