2012.02.08
第1回 よしながさんの学校取材に突撃!
番長たちが通う腕白小学校。教室や渡り廊下、給食室など……いずれも、とってもリアルですよね。
その細部は、先生が想像して勝手に描いているのではなく、小学校に取材に行き、そこから描きおこしているんです。日本のどこかに、番長たちが暴れまわった教室や、泣きながら掃除した給食室があるんですね〜。
こうたくさんは、毎回きっちりと現場を取材して描いています。ワンシーンだけの場所でも、妥協はしません。
さて、新刊で初登場する場所があります。
それは、体育館。
今まで体育館は出てきたことがなかったので、小学校の体育館ってどんな感じ……?と、取材に行くことになりました。
お願いしたのは、東京都の杉並区立松ノ木小学校。生徒数241人の、アットホームな雰囲気の小学校です。冬休みにうかがったのですが、遊びにやってきた(?)生徒さんに「こんにちは〜」と声をかけられながら、校内へ。
さっそく副校長の毛塚洋一先生たちに案内していただき、体育館へ向かいます。
久しぶりの小学校。小学校って……こんなに寒かったっけ!? 頑丈そうな外見とはウラハラにすぐ風邪をひく中嶋としては、まずそこにびっくり。こどもは風の子だなあ。
さて、体育館の中ではどんな話が展開するのでしょうか。
それはまだナイショ。でも、こうたくさんが主に興味を示しているのは、舞台みたいですね〜。実際に登って見学しています。
先生の説明を聞きながら、細部もしっかり写真におさめていきます。
「ここって何層にもなっとるんですね」などなど、こうたくさんもいろいろ発見があるもよう。とにかく、写真、写真。何回も足をはこぶわけにはいかないですもんね。
緞帳の上げ下ろしも体験していましたよ。
「あのドアから番長たちが入ってくるから……」
「この壁が……」
こうたくさんの頭の中では、もう絵が動き始めているみたいです。
ちなみに、松ノ木小学校の体育館は壁が黄緑と黄色のちょっとさわやかな色合いでした。
さて、これがどんな風に本に出てくるのか。
お楽しみに〜!!
(長崎出版 中嶋)