2012.03.14
第3回 怒涛の原画納品
いよいよ、よしながこうたくさんが、描きあげた原画を持って会社に登場しました!
「二週間ぶりに人に会いましたよ……」と、いささかやつれた様子のこうたくさん。それまでの間は、ひたすらに電話とメールでのやりとり。
編集・瀬尾と、シリーズ一作目の『給食番長』からデザインを担当しているデザイナーの大塚さんに迎えられ、はにかみながら(?)原画を机に並べていきます。
ずらっと並んだその数、17枚。今回は、今までよりもさらに色とりどりなのでは!?
灰色の編集部が、一気に明るくなる感じです。
と、ここで瀬尾から一撃。
「まどかちゃんの汗が、肌色でおできみたい……」
…………ハイ。お直しです。
こうたくさんは、そんなことも見越していたのか、絵の具と筆を持参していました。
修正作業、スタート!
編集部には画材がないので、紙の上に絵の具を出して、使ってないコップに水をためての作業です。
こうたくさん、申し訳ない。
そして……
アクリル絵の具だからこそできる妙技みたいです。
原画は、印刷所でスキャンしてもらいます。
どの色を際立たせてほしいかとか、似た様な色の中にいる小さなキャラクターまで目立つように、こんな風にしてほしいとか、一枚一枚、細かい指示をまとめていきます。
瀬尾も大塚さんも、生で原画を見るのはこれが最初。パソコンで見るのとは違うので、時間をかけ、じっくり作業が進みます。
そして、原画は新潟の印刷会社に旅立っていったのでした。
でも、実はまだカバーの絵ができあがっていないんですけどね。
こうたくさんの孤独な戦いは続きます。
おまけ
(長崎出版 中嶋)