2012.05.17
第7回 絵本ナビさんに突撃
給食番長シリーズ最新刊「ちこく姫」。さまざまな人の手を経て、やっと完成いたしました。
大きなトラブルもなく、大切に大切に作り上げられた、思いのこもった一冊です。
さて、無事、書店に並び始めた本を持ち、こうたくさんと編集・瀬尾が向かったのは、今回とてもお世話になった絵本ナビさん。私のつたない原稿を、きれいにページにして掲載してくださった、編集長の磯崎さんにご挨拶です。
磯崎さんは、デビュー作「給食番長」のころからこうたくさんの成長を見守ってきてくださった方。
「昔はあんな感じでしたね〜」と、作風だけでなく、こうたくさんの外見にまつわる思い出話にも、花が咲きます。
ちなみに、駆け出し作家だったころのこうたくさんは、今よりやせていて、ソフトモヒカンのようなおしゃれな髪型。第4回にお伝えしたような、こもりっきりの絵本製作が肉体にもたらした変化を、磯崎さんはつぶさにご覧になっているのです。
ちょこちょこと絵本の進行をご報告はしてきましたが、詳細はお知らせしておりません。絵本を渡して、まず第一声「わー。色がすごくきれいですね」。
吉原印刷さんの技術力、さっそく伝わってますよー。
目をきらきらさせながらページをめくる磯崎さんを前に、こうたくさんもまんざらではなさそう。
「今回から、下書きをするようになったんです」と明かします。
今までは、事前に描いたラフを見ながら描いていたので、途中でいろいろ変更が入り、重ね塗りをしていたそうです。でも、今回は下書きをして、その上に描くようにしたので、色が重ならない分、にごりがなくなったそう。
磯崎さん、今までのシリーズと比べてみて、「ほんとだ!」と大喜びしてくださってます。
「ここまで喜んでいただけるなら、もう、読み聞かせもしちゃいましょうよ!」と盛り上がる長崎出版一同。
いきなり、こうたくさんの博多弁読み聞かせがスタートしました。
聴衆は、磯崎さんとインターンスタッフの方。
すべて聞き終えたあと、うーんと宙をあおぐ磯崎さん。
「ちこく」というキーワードに、とても感じ入ってます。
「今回は、特に『そうよね』と素直にストーリーに感心させられちゃいました〜」
お、うれしいひとこと!
「やっぱり、最後のくだりが好き。ルールだから、というんじゃなくて、待っている人たちのことを考えようっていうのが、とてもいいですね〜。日本人のよさだなあ」
ストーリー作りの苦労が、報われた瞬間ですね、こうたくさん。
その後も、ページを見ながらいろいろな発見をして、磯崎さんは、大喜びしてくださいました。
皆様にも、楽しんで読んでいただけたらうれしいです!
では、最後にこうたくさんからのメッセージを。
(長崎出版 中嶋)