絵本を直角に開いて、中をのぞきこむと・・・。 お皿の乗ったテーブルが立体的に見えてくる!
まずはボウルにたまごを割って、小麦粉、お砂糖、牛乳入れて。 全部混ぜたら、熱いフライパンにじゅじゅじゅっと流し込み。 甘いにおいがしてきたら、「ほっ!」。 ひっくり返して今日のおやつの出来上がり。
画面のこちらと、画面の向こう側にお皿をふたつ並べたら、 おちゃを入れて、いただきまーす!
あれ、 文章だけでは何が起きているのかわからない? 実はこの絵本、画面の半分が鏡のように反射する紙でできているんです。 両側のページがお互いに映りこむと、絵が三次元的に見えてくる、っていう訳。 百聞は一見にしかず! まずは手にとって見てみてくださいね。 「なにこれ!すごい!」「どうなっているの?」「おもしろい!」「美味しそう・・・」 熱々のホットケーキを見ながら、子どもたちの色んな声が聞こえてくることは保証しますよ。
ありそうでなかった、かがみのえほん。 大人もすっかり夢中です。 『ふしぎなにじ』も合わせてどうぞ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
鏡のように反射する紙でできた絵本。両側のページが互いに映りこむと、絵が三次元的に見えます。卵をわって、牛乳を注いで……。臨場感あふれるおやつづくりを楽しんで下さい。
「ふしぎなにじ」に続いて、3歳9ヶ月の息子に図書館で借りました。
鏡のように反射する紙を貼って、
90度に開くと、反射して奥行きが出るという仕掛け。
グリーティングカードの類いでこのような仕掛けがあるのを知っていたけれど、
絵本で、この技術を使うということにはとても驚きです。
印刷技術、すごくなったなあ。そして採算は合うのかなあ。
そして、今後の絵本のあり方、見せ方の幅が広がるんだろうなあ。
今回はホットケーキをつくるというストーリー。
「ふしぎなにじ」とはかなり趣きがかわります。
卵やメープルシロップ、なにもかもリアルな質感で
お腹がすきました。
猫ちゃんもかわいかったです。
最後、テーブルにホットケーキが並ぶ場面は、すてきでした。 (トゥリーハウスさん 40代・ママ 男の子3歳)
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