寒い雪の日。うさぎのみみたんは、てぶくろを持っていなかったので、手がかじかみます。 「つめたいよー。おねえちゃん、てぶくろを かして!」 一緒に歩いていたおねえちゃんは、みみたんに片方のてぶくろを貸してあげます。 「わあーー あったか〜〜い!」 ところが、みみたん。こっちの手もつめたいと、もう片方のてぶくろもせがみます。 そこでおねえちゃんは・・・。
あら不思議!てぶくろはひとつしかないのに、みみたんの手も、おねえちゃんの手もあったかくなったよ。 そう、おねえちゃんはみみたんの手をぎゅっとにぎってあげたのです。 「ほんとだ! てぶくろより あったか〜〜い!」 すごいね、おねえちゃん。 おむかえにきたおばあちゃんもてぶくろをしていません。そこでふたりはいいことを思いつくのです。
みみたんとおねえちゃんの素直で可愛らしい会話に、心がぽかぽかあたたまるこのお話。 新聞の投稿欄に掲載された実際のエピソードをもとにした絵本なのだそう。 手をつなぐだけで、みんなの心をどんどんつないでくれる、そんなメッセージがいもとようこさんの目線を通して優しく語られます。
さて、そろそろ本格的に寒くなってきましたね。 どこまでも続いてくみみたんとおねえちゃんの素敵な思いつきの話を聞きながら、お部屋であたたまろうかな。
(絵本ナビ編集長)
寒い冬の日、おねえちゃんとお出かけした、うさぎのみみたんは、てぶくろを持ってきていませんでした。おねえちゃんは、片方の手からてぶくろはずし、みみたんに貸してあげます。もう片方のてぶくろも貸して、と言うみみたんに、おねえちゃんは、てぶくろをしてない手で、みみたんの手をぎゅうっとにぎってあげます。こうして手をつなげば、てぶくろはひとつでも二人ともあたたかいね。そこへ二人のお迎えに来たおばあちゃん。おばあちゃんもてぶくろをしてません。でも、みみたんがぎゅうっと手をにぎってあげると、てぶくろはひとつでも三人とも温かい。どんどんふえていくと……。朝日新聞に投稿された実話をもとにした、心がぽかぽかになる絵本です。 3さいから。すべてひらがな。
手袋からのびる姉妹の感情、
てのひらの温度は、互いに心を温めた。
手とお互いに手を取り合って、
家族どうしは、寒いことがオフできます。
私たち一緒に円の周りの手にそれぞれ一方、再会のシンボル。
冬のシーズンのために非常に適した - などの読書など:クリスマスと新年
手袋は、この心温まる本を見て思い出した。
どこでも本の中で共感、友情と愛情を共有。
それは、兄弟の家族が一緒に読むのに適しています。 (Minawangさん 30代・せんせい 女の子2歳)
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