京都の西山の薬師堂のお話ですかね?
「にしやまの おおなまず なにしてる おおきなおなかかかえて ゆめみて あくびして どこまでおおきくなるのやら」
こんな歌を子供たちが歌っている
薬師堂の下に池があって 大きななまずが住んでいたんだと
「やくしさま もっとおおきくなりたい」なまずは あくびして そう唱えるのが 仕事だったと・・・
大きくなりすぎて 池一杯の大きさに なまずは「あくびしてはだめいったらたいへんだ」
でも・・・ なまずは あくびしてまた おおきくなりたいといつた
なまずのおやまに 動物や虫 鳥たちがやってきた
さて なまずの山に 木が伸びてきたんだって・・・
そしてね なまずは 小さくなり 大きな桜の木にかわったそうな それはそれはみごとな木です
なまずの 大きくなりたい気持ちが 大きな木に変わるなんて 面白いお話です
桜の花が咲く頃 「あ〜 やくしさま もっと おおきくなりたい」 こんななまずの 小さな声が聞こえるそうな
おもしろい梶山俊夫さんのお話と絵に おかしさと 優しさを感じました (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
|