<五感のえほん>シリーズ第8弾は、『みる』 谷川俊太郎が人間の五感【視覚=みる】を追求した傑作絵本が新装版で復活。 イラストレーター、装丁家として活躍する高橋常政との共演を存分にお楽しみください!
めを つむっても こころで みえる、 なにが みえる?
『みる』は、私たちにとって最も身近な行為のひとつではないでしょうか。 そんな身の周りの『みる』に注目し、 谷川さんがその行為についてとことん追求した作品です。 みることはたのしい≠ニいう部分を、 ぜひ感じ取っていただければ幸いです。
もともとはブリタニカから出していた訪問販売専用の「五感のえほん」シリーズの1冊でしたが、2016年に復刊ドットコムから復刊しました。
復刊してくれたおかげで、この本に出合えてよかったです。
文章が谷川俊太郎さんなので、「見る」というタイトルですが、
言葉のリズムがこぎみよく、あっという間に引っ込まれてしまいました。
暗くて見えなかったり、大きすぎて見えなかったり、逆に小さすぎて見えなかったり、近すぎて分からなかったりするものが、
その視点をちょっと変えてみると……。
ますは手にして読んでみてください。「ははぁ〜ん」と、なるはずです。
絵を担当された高橋常政さんは主に舞台装置や衣装デザイン・ポスターなどを製作される方なので、普段絵本などではお見掛けしませんが、非常に見やすくわかりやすく遠目も効く絵柄で、谷川さんの紡ぎだす言葉の世界の見せ方も素晴らしかったです。
読み聞かせにもお薦めしたいです。
内容的に高学年以上のお子さんたちがよさそうです。
ただ、文字が白抜きのページが結構あるので、事前にちゃんとした読みしておかないと、読みづらそうです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)
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