お母さんは忙しすぎ、お父さんは外出ばかりで、面倒を見てもらえないベル。そんなベルを、つかず離れず見守ってくれるのが住み込みの家政婦のビー。ふたりは、一緒に一週間の決まった仕事をし、仕事が終わると海辺へでかけます。 ベルのお手伝いは、どちらかというとビーの足手まといなのだけれど、ビーは巧みな言葉掛けでベルをみちびいていきます。まるで、母親のように。 ところがある日、ベルは一人で海辺へ出かけ波にさらわれてしまいます。危ういところを、ビーが着の身着のまま海に飛び込んで、助けてくれます。 実の親以上に、親身になって気遣ってくれたビーは、その後のベルの生き方を方向付けてくれた、忘れることの出来ない「ともだち」。
お父さんもお母さんもいつも出かけてしまうベルに
とってビーは大事なともだち。
ビーは住み込みのお手伝いさん。
なんでもやりたがるベルにはうるさいことを言わない。
ベルが海でおぼれかけたとき、ビーは必死に駆けつけて救い出し、
顔を両手で覆って泣いていた。ビーがいたから今の私がある・・。
ビーのベルを見守る温かい眼差しと心からの愛情。
血のつながりはないけれど強い絆で結ばれていた2人に胸が熱くなりました。
〜 だれからもふりむいてもらえない子どもたちに目をかけ、
その人生を救ってくれた世界じゅうの人びとに
とりわけ、オラ・ビートリス・スミスに〜 と裏表紙にあります。
実在した人物なのですね。ますますジーンときました。 (ポポロさん 30代・ママ 男の子7歳)
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